〔日本の防衛〕弾道ミサイル迎撃「PAC3」、熊本で訓練公開 「国民守る最後の手段」不安払拭狙い

〔日本の防衛〕弾道ミサイル迎撃「PAC3」、熊本で訓練公開 「国民守る最後の手段」不安払拭狙い

記事要約:北朝鮮が毎週のように弾道ミサイルを飛ばしており、日本では弾道ミサイルから身を守るには物陰に隠れるなどのCM放送も始まった。しかし、ミサイルが落ちてこないことにこしたことはない。そこでパトリオットミサイルが防衛の要となる。

パトリオットミサイルで最も重要なのはイージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)だが、これが撃ち漏らしてしまった後、別のパトリオットミサイルが防衛用に存在する。

これを日本ではPAC3と呼ばれているが、これは米国製のパトリオットミサイルを迎撃に特化して改良したもの。その迎撃訓練が熊本であって公開されたようだ。ただ、PAC3で全てのミサイルを撃ち落とすことは事実上、不可能だ。しかも、PAC3は射程が短い。

そこで日本ではTHAADの導入やF35に地対空ミサイルを搭載して敵基地攻撃能力を保有を検討するなどの動きがある。弾道ミサイルを撃ち落とす防衛システムを何重も敷こうとしているわけだ。でも、これは北朝鮮ミサイルだけとは限らない。将来的には中国や韓国からのミサイル攻撃だって可能性はなくはない。それでも不安が残るだろう。

損害をゼロにしたいが、それにかかるコストもさらに増える。こういった防衛費の増額を国民の理解が得られるかも難しい。なら、全てのミサイルを撃ち落とすことはできなくても数発なら命中してしまうコストに抑えるのか。防衛はここが難しい。現実的には経済に密接に関わることなので慎重に検討する必要がある。どこまで備えるかの最適解は難しい。

>訓練用ミサイルを載せた発射機を運び込み、射撃管制装置などの車両を電源車とつなぐ手順を確認した。第2高射群副司令の内山尚則2等空佐は「PAC3は、弾道ミサイルから国民を守る最後の手段。訓練を公開し、国民の安心感醸成につなげたい」と話した。

このニュースを読んで安心した日本人はどれだけいるんだろうか。管理人は少ないと思う。自衛隊の皆さんが頑張っているのはわかるのだが、北朝鮮という脅威が未だに存在し続ける以上は、願うことは北の無力化しかないんだよな。

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〔日本の防衛〕弾道ミサイル迎撃「PAC3」、熊本で訓練公開 「国民守る最後の手段」不安払拭狙い

北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、防衛省は26日、弾道ミサイルを迎撃する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の機動展開訓練を陸上自衛隊北熊本駐屯地(熊本市)で報道陣に公開した。

2013年以来となった今月21日の朝霞駐屯地に続く公開。即応態勢を示し国民の不安を払拭する狙いもある。

26日の訓練は、航空自衛隊芦屋基地(福岡県芦屋町)にある第2高射群第6高射隊が実施。午前6時すぎ、レーダー装置など装備品を搭載した車両約10台が次々と駐屯地に入った。

訓練用ミサイルを載せた発射機を運び込み、射撃管制装置などの車両を電源車とつなぐ手順を確認した。

第2高射群副司令の内山尚則2等空佐は「PAC3は、弾道ミサイルから国民を守る最後の手段。訓練を公開し、国民の安心感醸成につなげたい」と話した。

PAC3は海上自衛隊のイージス艦に搭載された海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が撃ち漏らした弾道ミサイルを着弾前に狙うシステム。

今月15日以降、愛知県の小牧基地、福岡県の福岡駐屯地などで事前に公表して実施していた。

(http://www.sankei.com/west/news/170626/wst1706260033-n1.html)

〔日本の防衛〕弾道ミサイル迎撃「PAC3」、熊本で訓練公開 「国民守る最後の手段」不安払拭狙い」への3件のフィードバック

  1. う~ん、その経費を「黒電話」の首に掛けたらどうだろう。

    WANTED 金 正恩  DEAD ONLY

  2. PAC3は射程が短いがかなり信頼できるらしい、航空祭に行くと置いてあるから毎年見に行くよ、、、俺が興味のあるのは、ミサイルは見えないから回りの材質とか溶接の仕方、ま~作り方だな、なんか発射するには中の重量バランスを取る、とか言ってた様な気がするが。。。

  3. [もっと不安を陽動して,暴発しないように安心とのシーソーゲームさせながら防衛費増額を促せば良い,どうせこんな機会にしか防衛費増額何て出来ないだろうし]と思う自分は異端なんでしょうね…

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