韓国経済、安値受注で大赤字! 史上最悪の危機に陥った韓国造船業界 韓国紙まで「原価計算もまともにできない」と痛烈批判

韓国経済、安値受注で大赤字! 史上最悪の危機に陥った韓国造船業界 韓国紙まで「原価計算もまともにできない」と痛烈批判

記事要約:安値受注で大赤字。今さらこんなことになるのを予想できなかった韓国造船業界。こんなの2008年当時から言われていたことだと思われる。管理人も造船1位を守るために赤字覚悟でタンカーやらの受注しまくっていたときに、こうなることは既にわかっていた。

しかし、あれからずっと学習もせず、同じことを繰り返していたのには驚かされる。ただの馬鹿じゃないか。中国に負けたくないのはわかるが、パイが大きい方が勝つに決まっているし、そもそも、造船技術は韓国から中国が手に入れたものだろう。良かったじゃないか。予想通りになって。韓国メディアだってこうなることはわかってて警告を出していたはずなのだが。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、安値受注で大赤字! 史上最悪の危機に陥った韓国造船業界 韓国紙まで「原価計算もまともにできない」と痛烈批判

建造量の世界トップを中国と競う韓国の造船業が、かつてない苦境に立たされている。韓国造船大手3社の一角を占める大宇造船海洋で巨額の損失隠しが表面化するとともに、安値受注が響いて大手3社は4~6月期にいずれも営業赤字に転落し、営業赤字の合計は4兆7509億ウォン(約4770億円)に達した。

「あまりにも深刻。造船が外貨を稼ぐどころか国民の税金で赤字を埋めなければならない産業に転落した」(中央日報電子版)と、韓国内の世論は厳しい。韓国の代表的産業である造船業の失速に、日本の産業界が「他山の石」とすべき点は少なくない。

「マルメの涙」の再現

「(今の)危機を克服できないかぎり『マルメの涙』は他人ごとではなく、私たちの涙になるかもしれない」

韓国経済新聞によると、大手3社の一つ、現代重工業のパク・ジョンボン副社長は6月初め、社員にこんなメッセージを送ったという。マルメの涙は、スウェーデンのマルメに本社を置くコックムス造船所が韓国企業に受注を奪われて倒産した上、解体費用が工面できず放置されていた大型クレーンが、たった1ドル(約120円)で現代重工業に売却された出来事を指す。

社員へのメッセージで、パク氏は「造船・海洋プラントは受注減少、競争力低下、収益性低下などで史上最悪の危機を迎えている。低価格の労働力を前面に出した中国企業が私たちを猛烈に追撃しており、技術力と円安を土台に日本の造船企業も大量受注に乗り出している」と、危機感を強く訴えた。

現代重工業の4~6月期の営業損失は1710億ウォンで、傷はまだ浅い方だ。大手3社のうち単一造船所としては世界トップの船舶受注残高を誇る大宇造船海洋は同期の営業損失が3兆318億ウォンにのぼり、サムスン重工業も創業以来最大となる1兆5481億ウォンの営業損失を計上した。

責任者に辞職を勧告

3社はいずれも近年、海洋プラント(原油などの掘削・生産装置)や掘削船を集中的に受注してきた。しかし、激しい競争の中で低価格で受注しただけでなく、工期の遅れも重なって損失が膨らんだ。

中でも大宇造船海洋は、海洋プラント事業で約2兆ウォンの累積損失を出しながら、これまで公表してこなかったため「損失隠し」との批判にさらされた。同社は、損失の発生に関わった部長級以上の約1300人の責任者に対し辞職を勧告するといったリストラに乗り出している。

朝鮮日報日本語版によると、韓国の証券会社研究員はこう厳しく指摘する。「韓国の造船各社は海洋部門の基礎設計能力を備えておらず、原価計算もまともにできていない。商船景気の悪化で大量受注に乗り出した海洋プロジェクトが、長期間にわたり韓国造船業界の足を引っ張る可能性がある」

弱り目にたたり目といった格好で、原油価格の長期低迷化に伴って船舶・海洋プラントの発注が世界的に減少。経営環境が悪化する中で、韓国企業は今年1~4月の海洋プラントの受注件数がゼロだった一方、中国企業は24件受注したと韓国経済新聞は伝えている。中国企業が低価格競争を仕掛け、受注を奪ったことは想像に難くない。

(http://www.sankei.com/premium/news/150907/prm1509070002-n1.html)