韓国輸出 対中貿易黒字昨年95%減少ー昨年の対中貿易収支は12億5000万ドルの黒字[動画]

韓国輸出 2023年、こちらが重要なテーマと位置づけているのは、韓国はどこで、何を売るのかという問いである。2022年までは中国が韓国のお得意様として買ってくれたことで、韓国企業は利益を上げていたわけだが、それが2022年に一変した。逆に韓国が対中貿易赤字を出すように陥ったのだ。そして、昨年の対中貿易収支はわずか12億5000万ドルの黒字となった。

ギリギリ黒字で終わったレベルだ。何しろ、2021年は対中貿易黒字は242億8000万ドルだった。つまり、対中貿易黒字が95%減少したのだ。それで、韓国さんは必死に中国以外の貿易ルートを構築しようと多角化にのり出した。ユン氏が中東へ訪問してUAEの敵はイランとか、意味不明なことを述べたのも、ビジネスに関係している。

問題は中国以上にお得意様が韓国には存在しえないてことだ。中国の市場は14億人という巨大な市場であって、今までは中国に中間財を輸出して儲けていたのだ。だが、それが昨年は大幅に減少した。だから、こちらは中国輸出の転換点ではないのかと昨年からずっと指摘したのだ。

実際、コロナ禍という特殊な事情があったから、対中輸出は激減したという見方が大半だが、それよりも中国が韓国の技術に追いついて、自国で韓国が輸出していた中間財を作ることが可能になった。例えば半導体やディスプレー、スマホ関連とかだ。

昔はサムスン電子のスマホが中国ではそれなりに売れていた時代があったのだが、今ではサムスン電子のシェアは0%まで落ちた。さらに、自動車だって韓国勢が売っていた時代があったが、今は中国のEVの方が売れている始末。もう、韓国製なんてほとんど中国では必要とされてないかもしれない。

では、韓国はどこに向かうのか。1つがベトナムである。ベトナムは昨年、韓国の貿易黒字が1位になった国だ。でも、これも現地の韓国企業が輸入しているだけであって、これでベトナムの輸出が好調といわれても、回答に困るという。

しかも、韓国だけがベトナムを狙ってるわけでもない。日本や中国だって当然、人件費が安いなら、ベトナムへの中間財の輸出を増やそうとするだろう。では、記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.1558億ドル(約21兆円)。昨年の対中輸出額規模だ。東南アジア地域と米国、欧州などを抜き依然として韓国の最大の輸出相手国は中国だ。21世紀に入って中国経済が急浮上し、世界的供給網で中国が核心的な位置に上がったおかげだ。20年以上にわたり韓国が中国に中間財を輸出すれば中国が完成品を作って全世界に売る公式が韓国経済を牽引したという話だ。しかしこの公式は最近になって異常信号を出している。2018年以降25%ほどを占めていた韓国の対中輸出の割合は昨年22.8%まで落ちた。

2.対中輸出不振は貿易収支に直撃弾となった。昨年の対中貿易収支は12億5000万ドルの黒字で、2021年の242億8000万ドルの5%にとどまる。過去最大の黒字だった2013年の628億ドルと比較すると2%水準にすぎない。

3.さらに大きな問題は、半導体と電気自動車、バッテリーなど韓国が主導する先端産業の供給網に中国の影響力が大きいという点だ。大韓商工会議所持続成長イニシアチブ(SGI)によると、2000年だけでも米国が世界の電機と光学機器部門で中間財の27%を担当していたが、2021年には中国が16%を占めた。米中対立により先端産業で中国の立地が揺らげば韓国もやはり影響を受けるほかない境遇ということだ。

4.過度な中国輸出依存が韓国経済のアキレス腱として浮上し、輸出先の多角化が必要だという声は絶えない。大韓商工会議所のキム・ギョンフンSGI研究委員は「米中対立で中国が自国内生産拡大に出て今後も韓国企業の輸出が鈍化する可能性が大きい。韓国企業は現在の中国中心の世界的供給網体系に合わされているが、今後も輸出競争力を維持するためには変化が避けられない」と指摘した。中国以外の地域で新たな輸出市場を発掘する「チャイナプラス」戦略が必要という話だ。

5.特に最近のアラブ首長国連邦(UAE)歴訪を契機に新規バイヤーを確保するなど中東をはじめとする新市場開拓にも積極的に取り組む方針だ。ポスコ経営研究院のソ・サンヒョン首席研究員は、「中東主要国のルックイースト政策で韓国と中東諸国の産業協力拡大が進む中で韓国企業は政府のサウジとUAE経済協力事業への参加を通じて中東進出を拡大する必要がある」と助言した。

6.周辺に控える東南アジア市場も世界的企業がベトナムに注目する理由だ。ベトナムとインドネシア、フィリピンなど東南アジア地域の人口は2022年基準で6億7353万人と推定される。これに対し昨年11月ベトナムに10億ドル規模の工場建設に入ったレゴグループのプレベン・エルネフ副社長は「今後10年以内に生まれる子どもたちの大多数が東南アジア出身だろう。この地域の中産層所得はますます改善し市場需要増加につながるだろう」と話した。

7.このように脚光を浴びるベトナムが今後韓国の貿易収支黒字を牽引できるだろうか。専門家らはこのままでは容易ではないだろうと口をそろえる。各国政府と企業がワンチームになってベトナムでの立地を広げようと血眼になる中で、韓国は依然として民間投資に頼っているということだ。

以上の7つだ。順番に見ていこう。

まず1だが、20年以上にわたり韓国が中国に中間財を輸出すれば中国が完成品を作って全世界に売る公式が韓国経済を牽引していた。つまり、韓国は中国に輸出して儲けていたわけだが、その流れが昨年は急速に変化した。だから、2023年の対中輸出がどうなるか注目なのだが、こちらは韓国が赤字に転落すると予想している。中国経済が立ち直っても、韓国の半導体を中国がいつものように買ってくれるとは思えない。

しかも、米国の対中半導体規制で、韓国企業が中国での生産工場を持っていることすらリスクを抱えることになる。もっとも対中規制が何も半導体だけでは済むと考えてるようでは甘い。他の分野も米国は規制していくだろう。それについてAIやバイオなどの分野でも対中規制をかけるといったニュースがいくつかある。

前回の動画で韓国さんがチップ4同盟に参加もせずに、蝙蝠外交していたらアメリがIRA法だけではなく、韓国の半導体を潰すのが目的のような補助金条件を出してきたことを紹介した。しかも、中国に投資しないなど厳しい条件に従ったところで韓国が過剰に儲けたら補助金の75%まで返さないといけないらしい。従わない場合は米国に半導体は売れないだろう。フェーウェイのような扱いにされていくだろうな。

次は2だが韓国の対中貿易についてだ。昨年の対中貿易黒字は12億5000万ドルだが、2021年と比べると95%減少していると。過去最大の黒字だった2013年の628億ドルと比較すると2%水準にすぎないとか。もう、韓国さん対中貿易で儲けてないじゃないですか。それで専門家はどう見ているのか。

韓国貿易協会のホン・ジサン動向分析室研究委員は「1月の韓国の中間財輸出減少額96億ドルは総輸出減少額の92億ドルを上回ったが、主に海外生産拠点の輸出減少のため。輸出不振は米国と日本、ドイツなど主要輸出国の共通の現象だが、韓国の輸出が相対的に大きく振るわない状況」と分析した。

韓国の輸出が相対的に大きく振るわない状況。いや、韓国さんが1番振るわないから、昨年の472億ドルという過去最高の貿易赤字なんですよね。今年も既に170億ドルとか、36%ぐらいになってますよね。中間財の輸出を中国に頼り切って、今度はベトナムに輸出を回しただけだもんな。企業は過去最高の在庫山積みで身動きもできず。

それで4は今頃になって貿易の多角化といいいだす始末。韓国さん、遅いですよ。今まで、中国以外、相手しなかったでしょ?他のアジアがそういう韓国の対応を知らないはずないんだよな。しかも、自分らは先進国だと自負して、他のアジアの国は格下扱いだもんな。いやあ、韓国さん。これから、韓国さんはそのアジアの国々に次々と抜かれていき、最後はナイジェリアに抜かれて終わりだぞ。まあ、30年ぐらいかかりそうだが。

今頃、多角化がどうとか述べたところで、韓国さんの出る幕がないですよね。そもそも、海外の生産拠点を強化していけば、韓国内の投資は減少していく。韓国人の雇用は失われていくので、国内の空洞化がますます拡大していくぞ。日本みたいに内需だけでもある程度、稼げるならまだしも、韓国さんは輸出しかないものな。

5と6は中東やベトナム、インドネシアなどに積極的に輸出を拡大しようという話だ。もっとも、これにはリスクが大きい。韓国さんは中東で儲けられるとおもっているようだが、相手はそんな簡単ではないぞ。中東とは原油利権で金を持っているが、それ故に韓国とまともな取引をするとは思えない。まあ、裏でどんな合意しているか知らないが、UAEも一癖二癖もある国家だ。

それで、最後は7だがベトナムが中国のように韓国の得意先になるかどうか難しいと。それで、専門家はどう見ているのか。

韓国開発研究院(KDI)のソン・ヨングァン選任研究委員は「韓国と中国、日本につながる世界的供給網から中国が抜け、過去の韓日中貿易モデルが崩壊した中で彼らは過去の中国の役割をベトナムに期待する状況。過去の中国のようにベトナム特需がやってくるには相当な時間が必要だが、いまの状態では韓国が周辺国に比べ低い地位に置かれるだろう」と指摘した。

このようにベトナム特需がやってくるのに時間がかかる。でも、ベトナムが韓国のお得意様にならない。韓国だけが輸出しているわけではないのだ。しかも、取引するなら中国の方が断然有利だからな。

1558億ドル(約21兆円)。昨年の対中輸出額規模だ。東南アジア地域と米国、欧州などを抜き依然として韓国の最大の輸出相手国は中国だ。21世紀に入って中国経済が急浮上し、世界的供給網で中国が核心的な位置に上がったおかげだ。20年以上にわたり韓国が中国に中間財を輸出すれば中国が完成品を作って全世界に売る公式が韓国経済を牽引したという話だ。しかしこの公式は最近になって異常信号を出している。2018年以降25%ほどを占めていた韓国の対中輸出の割合は昨年22.8%まで落ちた。

対中輸出不振は貿易収支に直撃弾となった。昨年の対中貿易収支は12億5000万ドルの黒字で、2021年の242億8000万ドルの5%にとどまる。過去最大の黒字だった2013年の628億ドルと比較すると2%水準にすぎない。韓国貿易協会のホン・ジサン動向分析室研究委員は「1月の韓国の中間財輸出減少額96億ドルは総輸出減少額の92億ドルを上回ったが、主に海外生産拠点の輸出減少のため。輸出不振は米国と日本、ドイツなど主要輸出国の共通の現象だが、韓国の輸出が相対的に大きく振るわない状況」と分析した。

さらに大きな問題は、半導体と電気自動車、バッテリーなど韓国が主導する先端産業の供給網に中国の影響力が大きいという点だ。大韓商工会議所持続成長イニシアチブ(SGI)によると、2000年だけでも米国が世界の電機と光学機器部門で中間財の27%を担当していたが、2021年には中国が16%を占めた。米中対立により先端産業で中国の立地が揺らげば韓国もやはり影響を受けるほかない境遇ということだ。

過度な中国輸出依存が韓国経済のアキレス腱として浮上し、輸出先の多角化が必要だという声は絶えない。大韓商工会議所のキム・ギョンフンSGI研究委員は「米中対立で中国が自国内生産拡大に出て今後も韓国企業の輸出が鈍化する可能性が大きい。韓国企業は現在の中国中心の世界的供給網体系に合わされているが、今後も輸出競争力を維持するためには変化が避けられない」と指摘した。中国以外の地域で新たな輸出市場を発掘する「チャイナプラス」戦略が必要という話だ。

こうした状況を受け韓国政府でも輸出多角化支援に乗り出している。尹大統領は昨年11月から2月まで4回にわたり輸出戦略会議を開き、原子力発電、防衛産業、海外建設、農水産食品、コンテンツ、バイオなど12分野に対する輸出拡大を積極支援することにした。

特に最近のアラブ首長国連邦(UAE)歴訪を契機に新規バイヤーを確保するなど中東をはじめとする新市場開拓にも積極的に取り組む方針だ。ポスコ経営研究院のソ・サンヒョン首席研究員は、「中東主要国のルックイースト政策で韓国と中東諸国の産業協力拡大が進む中で韓国企業は政府のサウジとUAE経済協力事業への参加を通じて中東進出を拡大する必要がある」と助言した。

周辺に控える東南アジア市場も世界的企業がベトナムに注目する理由だ。ベトナムとインドネシア、フィリピンなど東南アジア地域の人口は2022年基準で6億7353万人と推定される。これに対し昨年11月ベトナムに10億ドル規模の工場建設に入ったレゴグループのプレベン・エルネフ副社長は「今後10年以内に生まれる子どもたちの大多数が東南アジア出身だろう。この地域の中産層所得はますます改善し市場需要増加につながるだろう」と話した。

このように脚光を浴びるベトナムが今後韓国の貿易収支黒字を牽引できるだろうか。専門家らはこのままでは容易ではないだろうと口をそろえる。各国政府と企業がワンチームになってベトナムでの立地を広げようと血眼になる中で、韓国は依然として民間投資に頼っているということだ。韓国開発研究院(KDI)のソン・ヨングァン選任研究委員は「韓国と中国、日本につながる世界的供給網から中国が抜け、過去の韓日中貿易モデルが崩壊した中で彼らは過去の中国の役割をベトナムに期待する状況。過去の中国のようにベトナム特需がやってくるには相当な時間が必要だが、いまの状態では韓国が周辺国に比べ低い地位に置かれるだろう」と指摘した。

実際に過去に技術と中間財、完成品をやり取りして供給網を形成した韓日中3カ国はいずれもベトナムにラブコールを送る状況だ。中国だけでも企業投資とともに政府が乗り出して東南アジア地域を一帯一路政策の核心地域に設定し力を入れている。その結果昨年ベトナムに1178億7000万ドル相当の電子部品や機械などを輸出し、中間財輸出1位の国に上がり609億ドルの貿易黒字を得た。韓国と中国の貿易黒字の公式が重なる中で中国は韓国より2倍近い黒字を得たという話だ。

https://japanese.joins.com/JArticle/301653?servcode=300&sectcode=300

韓国輸出 対中貿易黒字昨年95%減少ー昨年の対中貿易収支は12億5000万ドルの黒字[動画]」への1件のフィードバック

  1. 何れにしても中国の時代は去りつつあるのは明白だろう。次は印度やベトナムだろう。しかし短かったな、中国の時代は。幾らイナゴの如く数が多くいても、一人一人の資質が悪ければやがてはダメになる。印度人の論理的思考力は凄い。恐らくは日本人以上だろう。0の発見もそうだがアジア初の科学部門のノーベル賞は日本でなく印度だし、ブラックホールの存在を歴史上初めて予言したのは印度人大学生である。其れもニュートン力学を使ってである。アインシュタインの一般相対性理論を使っての予想はその後である。全く印度が親日国であるのは幸いである。

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