韓国経済 昨年から、韓国のサムスン電子がどんどん落ちぶれていっている。昨年の営業利益が85%減の7000億円程度だっただけではなく、シェアの方もスマホでは米アップルに負けて、今度は半導体までインテルにまけたそうだ。そりゃ、サムスン電子の半導体はメモリー分野だけだものな。インテルはPCのCPUを開発してパソコンの性能を毎年、引き上げている。
しかし、韓国人の唯一の希望だったサムスン電子の凋落が止まらない。でも、サムスン電子には折りたたみのスマホがあったじゃないか。あれ、売れているのかよくわからないが、シェアを落としている時点で売れてないのか。中国のHUAWEIにシェアを奪われたのか。このまま落ちぶれていきそうな予感がする。
こんな状況でサムスン電子は23年かけて500兆ウォンの半導体クラスターの投資を行うのだ。一年で2兆円の利益を出しても投資に消えるので、どう見てもこの投資計画は無謀なんだよな。この先、いくら生成Aiで半導体需要が増えるとしても、自ずと限界がある。毎年、莫大な投資が必要なメモリー半導体で世界シェアを狙うにも台湾のTSMCがいる。
しかも、日本やアメリカとタッグを組んでいる。韓国製のメモリーなんて誰が買うんですかね。熊本県で工場が完成して安定的に半導体を生産出来るようになれば、日本やアメリカは別に韓国製を買う必要がない。サムスン電子が今後、どんだけ凄いことしても、2022年の半導体特需の営業利益を超えるのは難しいだろう。中国も以前のように韓国の半導体を買ってくれない。つまり、サムスン電子も倒産が近づいてるてことだ。もう、勢いがどんどん落ちている。
今回の記事でもそれがよくわかる。
では、記事の冒頭を見ていこうか。
サムスン電子が世界のスマートフォン出荷量1位の座を13年ぶりにアップルに明け渡したのに続き、半導体も売上1位の座を逃した。サムスン電子のイ・ジェヨン会長は就任以後「超格差」(競争者が跳び越えられない差)を強調しているが、スマートフォンとメモリー半導体に対する売上への依存度が高かったサムスン電子の脆弱な「基礎体力」が明らかになったと指摘されている。
追撃されたサムスン電子…スマートフォンに続き半導体も「グローバル1位」奪われ : 経済 : hankyoreh japan (hani.co.kr)
サムスン電子も半導体に重視しすぎて、結局、他の部署の投資が減額されて物を作る、いや、パクる力が弱まったてところだろう。だから、以前にも書いたが、今、韓国がやることは半導体をきれいさっぱり捨てるべきなのだ。正直、勝てるわけないからな。
生成AIの登場はイノベーションである。こちらは絵心なくても、コマンドワードを入れるだけで可愛い女の子が生成されるのだ。
まさにイノベーションだ。問題は喜んでばかりもいられないんだよな。こちらはサイトを更新したり、動画を作成して生きている人間、つまり、クリエイターなので仕事がAIに取って代わられる可能性が十分あるという。もう、すでに簡単な提案書の草案ぐらいならAiが作れるそうだし、事務職もどんどん削られていくんだろうな。銀行員もどんどん減りそうだ。
少し話がずれてきたが、このように生成AIの制度はどんどん上がっている。こちらも毎日画像作成しながら、その進化ぶりに驚くばかりだ。これにも半導体が使われているわけだ。
さらに、半導体は最新のドローンを飛ばすにも使われるし、戦車や飛行機を動かすにも使われる。このように半導体は21世紀の「鉄」みたいなもの。つまり、IT社会においてなくてはならないものといっても過言ではない。すると何が起きるか。今まで韓国製に頼っていて中国を始め、各国が半導体を研究・開発していくのだよ。世界中の国家が半導体の重要性に気づいた今、多少のアドバンテージなんてないにも等しいものだ。中国ですら、もう、7ナノまで開発できるのだぞ。サムスン電子が半導体技術を中国企業に売ったおかげでな!!あれ?サムスン電子さん。半導体開発するといいながら技術を売るとか。なにしているんですかね。
世界の企業が半導体や生成AI開発に動けば韓国製のメモリーなどすぐ淘汰されていく。勝てない戦をサムスン電子は挑もうとしているわけだ。その結果は数年後に出ていると思われる。サムスン電子がこのまま逝けば数年後に倒産も見えてくるかもしれないな。
では、記事の要点を整理していく
■記事の要点
1.17日、市場調査機関ガートナーの発表によると、サムスン電子の昨年の半導体事業の売上は前年比37.5%減の399億ドルと集計された。総合半導体企業のインテルが487億ドルの売上を上げ、サムスン電子より多かった。サムスンは2021年にインテルを抜いて世界半導体売上1位に上がったが、これを再び明け渡したことになる。
市況の影響が大きいメモリー半導体が不振だったサムスン電子とは異なり、インテルはサーバーやPCチップなど事業領域が分散したため、売上減少幅が少なかった。昨年の半導体全体の売上は、前年より11.1%減少した5330億ドルと集計された。
2.新しい産業に迅速に対応し、ポートフォリオを多様化し、売上成長を成し遂げたグローバル企業とは異なり、サムスン電子はメモリー半導体事業に比重が集中している。売上の70%以上を占めるといわれるメモリー事業への集中度を下げるためにファウンドリ投資を拡大中だが、台湾のTSMCとの圧倒的シェア格差を狭められずにいる。トレンドフォースの調査の結果、昨年第3四半期のTSMCとサムスン電子のファウンドリのシェア(売上基準)はそれぞれ57.9%、12.4%だった。
3.人工知能(AI)半導体の駆動に欠かせない高帯域幅メモリー第4世代製品(HBM3)も、SKハイニックスに技術主導権を奪われた様子だ。サムスン電子が主要な顧客会社である米NVIDIA(エヌビディア)の製品受注に苦戦している間、ハイニックスだけが第4世代製品を数カ月先に独占供給した。サムスン電子の元役員は「最高経営陣が半導体事業で重要な意思決定に失敗し、重要な人材の一部もライバル会社に移った」と状況を伝えた。
同日午後、サムスン電子半導体事業部(DS)では、キョン・ゲヒョン部門長(社長)により緊急役員会議を開かれ、常務級以上の役員500人余りの今年の年俸を凍結することにした。半導体需要不足という業況のせいにするより「今年の危機を克服しよう」という意志を示す狙いだ。
4.スマートフォン出荷量1位から下がったことも痛手となっている。市場調査機関IDCの調査によれば、アップルの昨年のスマートフォン出荷量は2億3460万台で、サムスンの2億2660万台を追い抜いた。サムスンは中低価格スマートフォンであるギャラクシーAシリーズなどを前面に出したが、13年間守ってきた1位の座を明け渡した。匿名を要請したある証券会社の研究員は「サムスンが昨年プレミアムフォン事業に集中している間、中国企業の中低価格フォン市場での影響力が大きくなった」と話した。アップルのiPhoneとプレミアムフォンの競争で格差を縮めることができず、かえって中国ブランドに市場を蚕食されたということだ。中国のシャオミ、オッポ、Transsion(伝音科技)は、内需とインド・アフリカ市場を基にそれぞれ1億4590万台、1億310万台、9490万台の出荷量を記録した。
4,サムスン電子のイ・ジェヨン会長が年明けから次世代通信技術開発現場や技術専門家(サムスン名匠)に会って、連日のように技術競争力を強調したのも、追いつかれた技術リーダーシップを取り戻すためのメッセージとみられる。同日、サムスン電子の株価は前日より2.20%下落した7万1000ウォンで取引を終えた。AI半導体に対する期待から、NVIDIAは前日より3.06%上がった563.82ドル、AMDは8.31%上がった158.74ドルで取引を終えた。
以上の4つだ。それでは順番に見ていこうか。
サムスン電子の昨年の半導体事業の売上は前年比37.5%減の399億ドル。総合半導体企業のインテルが487億ドルの売上。その差は88億ドルだ。しかも、インテルは同16.7%減だったので、インテルも半導体不況で苦戦していたことにかわりない。昨年の半導体全体の売上は、前年より11.1%減少した5330億ドルと集計。この中で興味深いのはエヌビディアである。生成AIの登場で一気に順位を上げて5位まで浮上した。
ここで2023年の半導体売上ランキング見ておこうか。
1.インテル 487億ドル
2.サムスン電子 399億ドル
3.クアルコム 290億ドル
4. Broadcom
5. エヌビディア
6 SKハイニックス
このようにSKハイニックスも4位から6位に転落。気がつけば半導体もアメリカ勢が独走していくのか。アメリカが本気になったら、サムスン電子もSKハイニックスもどんどん落ちていくだけと。
次の2が重要だ。
サムスン電子はメモリー半導体事業に比重が集中している。売上の70%以上を占めるといわれるメモリー事業への集中度を下げるためにファウンドリ投資を拡大中だが、台湾のTSMCとの圧倒的シェア格差を狭められずにいる。トレンドフォースの調査の結果、昨年第3四半期のTSMCとサムスン電子のファウンドリのシェア(売上基準)はそれぞれ57.9%、12.4%だった。
これ、サムスン電子がファウンドリ投資拡大だとか述べていたのに、逆に台湾のTSMCにぶっちぎりで負けている。この時点で、韓国のサムスン電子が半導体で生き残る道がないよな。どうせ劣化製品しか作れないからな。サムスンやSKハイニックスのかわりなんていくらでもいるのだよ。
次に4だ。人工知能(AI)半導体の駆動に欠かせない高帯域幅メモリー第4世代製品(HBM3)も、SKハイニックスに技術主導権を奪われた様子だ。
SKハイニックスが主導権を奪う?それなのに何で大赤字なんですかね。なんで稼いだ金で利子が払えないゾンビ企業なんですか。そういうのはSKハイニックスが黒字にになってから独占とかいってくれよ。
サムスン電子の元役員は「最高経営陣が半導体事業で重要な意思決定に失敗し、重要な人材の一部もライバル会社に移った」と状況を伝えた。
ああ、これはあれですか。中国に技術と一緒に引き抜かれたんですよね。重要な人材すら引き留められないのか。今のサムスン電子は。
同日午後、サムスン電子半導体事業部(DS)では、キョン・ゲヒョン部門長(社長)により緊急役員会議を開かれ、常務級以上の役員500人余りの今年の年俸を凍結することにした。半導体需要不足という業況のせいにするより「今年の危機を克服しよう」という意志を示す狙いだ。
金がないから役員の年俸をカットですか。そもそも役員が500人も多すぎだよな。500人もいて、どうやって会議をまとめるというのか。一カ所に集まるだけでも大変だわ。そして、スマホの話題だ。
匿名を要請したある証券会社の研究員は「サムスンが昨年プレミアムフォン事業に集中している間、中国企業の中低価格フォン市場での影響力が大きくなった」と話した。アップルのiPhoneとプレミアムフォンの競争で格差を縮めることができず、かえって中国ブランドに市場を蚕食されたということだ。
まあ、そんなことだろうとおもったよ。だってサムスン製のスマホより,中華製のほうが性能良いし、安いものな。折りたたみのスマホがどうとかで高価格帯でアップルに勝てるわけないのに、主力の戦場をスルーして中国勢に台頭を許してしまった。ただの間抜けじゃないですか。
では、最後は韓国ネットの意見を見ておくか。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「サムスン会長が現政権に忠誠を尽くした対価がこれ?」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の就任後、この国は経済、安保、メディアの全ての分野で後進国になった」「こんな状況なのに、中国に技術を流出させた反逆罪人の拘束令状を棄却するこの国は正常だろうか」などと指摘する声が上がっている。
また、「原因は戦略ミス。時代の流れを正確に把握し、長期プランを持ってアプローチすればチャンスはまた来る。一喜一憂する必要はない」「サムスンがまた1位を奪還できますように」「サムスンの半導体はいまだに数十年前からやってきたメモリに集中している。何か大きな改革が必要だ。このままでは中国に追い抜かれてしまう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
韓国サムスン、スマホに続いて半導体でも世界1位から陥落=韓国ネット「大きな改革が必要」 (recordchina.co.jp)
もう、韓国人ですらサムスン電子が駄目だと理解していると。そりゃそうだよな。サムスン電子の社長を逮捕して拘束して邪魔したのは韓国政府だ。その数年間で、サムスン電子は大きな意思決定が出来ないまま、現状維持となった。サムスン電子の社長を逮捕するのは「悪手」だと、こちらは当時してきしたが、当然、そうなりましたと。ということはムン君のおかげてことか!さすが経済の大天才だ。
サムスン電子が世界のスマートフォン出荷量1位の座を13年ぶりにアップルに明け渡したのに続き、半導体も売上1位の座を逃した。サムスン電子のイ・ジェヨン会長は就任以後「超格差」(競争者が跳び越えられない差)を強調しているが、スマートフォンとメモリー半導体に対する売上への依存度が高かったサムスン電子の脆弱な「基礎体力」が明らかになったと指摘されている。
17日、市場調査機関ガートナーの発表によると、サムスン電子の昨年の半導体事業の売上は前年比37.5%減の399億ドルと集計された。総合半導体企業のインテルが487億ドルの売上を上げ、サムスン電子より多かった。サムスンは2021年にインテルを抜いて世界半導体売上1位に上がったが、これを再び明け渡したことになる。
市況の影響が大きいメモリー半導体が不振だったサムスン電子とは異なり、インテルはサーバーやPCチップなど事業領域が分散したため、売上減少幅が少なかった。昨年の半導体全体の売上は、前年より11.1%減少した5330億ドルと集計された。
新しい産業に迅速に対応し、ポートフォリオを多様化し、売上成長を成し遂げたグローバル企業とは異なり、サムスン電子はメモリー半導体事業に比重が集中している。売上の70%以上を占めるといわれるメモリー事業への集中度を下げるためにファウンドリ投資を拡大中だが、台湾のTSMCとの圧倒的シェア格差を狭められずにいる。トレンドフォースの調査の結果、昨年第3四半期のTSMCとサムスン電子のファウンドリのシェア(売上基準)はそれぞれ57.9%、12.4%だった。
人工知能(AI)半導体の駆動に欠かせない高帯域幅メモリー第4世代製品(HBM3)も、SKハイニックスに技術主導権を奪われた様子だ。サムスン電子が主要な顧客会社である米NVIDIA(エヌビディア)の製品受注に苦戦している間、ハイニックスだけが第4世代製品を数カ月先に独占供給した。サムスン電子の元役員は「最高経営陣が半導体事業で重要な意思決定に失敗し、重要な人材の一部もライバル会社に移った」と状況を伝えた。
同日午後、サムスン電子半導体事業部(DS)では、キョン・ゲヒョン部門長(社長)により緊急役員会議を開かれ、常務級以上の役員500人余りの今年の年俸を凍結することにした。半導体需要不足という業況のせいにするより「今年の危機を克服しよう」という意志を示す狙いだ。
スマートフォン出荷量1位から下がったことも痛手となっている。市場調査機関IDCの調査によれば、アップルの昨年のスマートフォン出荷量は2億3460万台で、サムスンの2億2660万台を追い抜いた。サムスンは中低価格スマートフォンであるギャラクシーAシリーズなどを前面に出したが、13年間守ってきた1位の座を明け渡した。匿名を要請したある証券会社の研究員は「サムスンが昨年プレミアムフォン事業に集中している間、中国企業の中低価格フォン市場での影響力が大きくなった」と話した。アップルのiPhoneとプレミアムフォンの競争で格差を縮めることができず、かえって中国ブランドに市場を蚕食されたということだ。中国のシャオミ、オッポ、Transsion(伝音科技)は、内需とインド・アフリカ市場を基にそれぞれ1億4590万台、1億310万台、9490万台の出荷量を記録した。
主力事業が振るわない中で、サムスン電子の新しい「成長動力」が見えないという市場の評価も多い。サムスン電子のハン・ジョンヒ副会長は、昨年に続き今年も「CES(米国で開かれる電子機器見本市)」で大型買収合併について「今年は何かが出てくるだろう」とし、待ってほしいという言葉を繰り返した。サムスン電子は2017年、電装産業強化のために約9兆2千億ウォン(約1兆円)かけてハーマンを買収した後、大型買収・合併がなかった。サムスン電子の全体売上は、2017年の240兆ウォンから2023年は258兆ウォン(暫定)と、事実上停滞状態だ。
サムスン電子のイ・ジェヨン会長が年明けから次世代通信技術開発現場や技術専門家(サムスン名匠)に会って、連日のように技術競争力を強調したのも、追いつかれた技術リーダーシップを取り戻すためのメッセージとみられる。同日、サムスン電子の株価は前日より2.20%下落した7万1000ウォンで取引を終えた。AI半導体に対する期待から、NVIDIAは前日より3.06%上がった563.82ドル、AMDは8.31%上がった158.74ドルで取引を終えた。