韓国経済、クアルコム、サムスンから台湾TSMCに乗り換え

韓国経済、クアルコム、サムスンから台湾TSMCに乗り換え

記事要約:今日は2017年12月30日。今年も残り2日ということで、皆さん、いかがお過ごしだろうか。昨日で仕事納めの人も多かったと思うが、このサイトに年末、正月休みはないのでいつも通りの韓国経済の記事を楽しんでもらいたい。

ただ、最近は経済の話題よりは、日韓慰安婦合意を文在寅大統領が事実上、破棄宣言したことでそっちのほうを中心となっている。ただ、比率は下がるが経済的な話題を取り上げておくのもこのサイトの方針ではある。ということで、わりと興味深い経済ニュース、クアルコム、サムスンから台湾TSMCに乗り換えるというのを紹介しよう。

クアルコムといえば米通信用半導体大手として世界中で知られているわけだが、来年から半導体の受託生産をサムスン電子から台湾TSMCに乗り換えるかもしれないという。米アップルも台湾TSMCに乗り換えたという話しもあるので、これで米国大手の2社からサムスン電子は消えたことになる。ファウンドリー事業に大きな支障がでると。

結構、サムスン電子の株価に影響しそうである。このニュースが出たのは12月29日なので、来年以降となるわけだが、サムスン電子がどこまで半導体で稼げるかに興味がある。

>クアルコムがTSMCに生産委託先を変更したのは、製造プロセスと価格競争力でファウンドリー世界首位のTSMCがサムスンをリードしていると評価したためだ。

半導体価格が世界的に高騰しているので、企業としては死活問題。安いところで受託生産を依頼したい。しかも、サムスン電子より台湾TSMCが製造プロセスでリードしていると。

>サムスン電子は今年、ファウンドリー事業部を社長級組織に格上げし、6兆ウォン(約6300億円)の設備投資を行うなど、集中的に育成している。2022年までにファウンドリー市場でのシェアを25%まで引き上げる計画も発表した。しかし、顧客確保で困難に直面し、今年のファウンドリー事業の売上高は前年比2.7%増の43億9800万ドル(約4963億円)にとどまる見通しだ。

ファウンドリー市場でシェアを拡大したいサムスン電子だが、顧客はそれほどついていない。来年も半導体ニュースは注目だろう。

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韓国経済、クアルコム、サムスンから台湾TSMCに乗り換え

サムスン電子が半導体の受託生産(ファウンドリー)事業の最大顧客である米通信用半導体大手クアルコムをライバルの台湾積体電路製造(TSMC)に奪われることが分かった。アップルに続き、クアルコムまで取引先を変更した場合、サムスン電子のファウンドリー事業に大きな支障が出ることは避けられない見通しだ。

米経済誌フォーブスは27日、クアルコムが来年量産する次世代アプリケーション・プロセッサー(AP・スマートフォン用の中央演算処理装置)である「スナップドラゴン855」の生産をサムスン電子ではなく、TSMCに委託する方針だと報じた。日本の日経アジアンレビューもクアルコムがTSMCとスナップドラゴン855の生産について協議しているとした上で、来年末にも量産に入ると予測した。

クアルコムがTSMCに生産委託先を変更したのは、製造プロセスと価格競争力でファウンドリー世界首位のTSMCがサムスンをリードしていると評価したためだ。2015年からクアルコム向けの半導体を生産してきたサムスン電子は現在、回路線幅10ナノメートル(ナノは10億分の1)の製造プロセスでモバイルチップを生産しているが、TSMCは来年から7ナノメートル技術を実用化すると伝えられている。半導体業界関係者は「クアルコムはTSMCの長年の顧客だ」とした上で、「製造プロセスによって製品の生産性が大きく違ってくるため、技術力でリードするTSMCを選んだものだ」と指摘した。

サムスン電子は今年、ファウンドリー事業部を社長級組織に格上げし、6兆ウォン(約6300億円)の設備投資を行うなど、集中的に育成している。2022年までにファウンドリー市場でのシェアを25%まで引き上げる計画も発表した。しかし、顧客確保で困難に直面し、今年のファウンドリー事業の売上高は前年比2.7%増の43億9800万ドル(約4963億円)にとどまる見通しだ。

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/12/29/2017122900405.html)