韓国経済、消費低迷続く 家計の「不況型黒字」が定着か

韓国経済、消費低迷続く 家計の「不況型黒字」が定着か

記事要約:最近、多くの読者様が増えているので色々と基礎的なことを解説するのが多くなっているのだが、今回の記事も今までの事前知識が必要となってくる。どこから説明していこうか。不況型黒字について述べていくか。

韓国経済を見る上で輸出でどれだけ稼いだかを見るのも大事だが,同時にどれだけ使ったかも重要になる。貿易の場合は輸出と輸入のバランスが大事だ。韓国のような製品の組み立て工場のような経済構造だと輸出の増加より、輸入の増加が望ましい。しかし、ここ最近の韓国経済はまったく異なる動きをしている。輸出は減少しており、さらに輸入がそれ以上に減少している。これがいわゆる「不況型黒字」と呼ばれるものだ。

最新の貿易統計だと韓国の7月の輸出は410億4500万ドル(約4兆2000億円)だが、昨年同月の456億9600万ドルに比べて10.2%減少している。しかし、輸出が減少していても、輸入が-14%とさらに減っているので78億ドルの黒字を記録した。輸出ー輸入=貿易黒字となるので、輸入はいくらになるのかを計算しておくと。

456-78=378かな。よって輸入は378億ドルとなる。明らかに輸入が減っていることでの不況型黒字であり、これは好ましくない。製品のライフサイクルで重要なキチンの波というのがあるのだが、この景気循環では40ヶ月とされている。この波は、適正在庫水準と現在在庫水準との乖離(かいり)によって生ずる在庫投資が原因で発生する。

韓国の貿易収支は54ヶ月連続で黒字となっているわけだが、すでにキチンの波の変動領域には入っていると思われる。そして、韓国が貿易黒字を大きく稼いでたのは2012年のこと。今年から輸入が増えてないと、次のサイクルに間に合わなくなっていく恐れがある。まあ、あくまでも景気循環は理論なので全てに当てはまるわけではないのだが、韓国の輸出と輸入が減り続けているのは経済規模の縮小が加速しているからである。これを韓国メディアが経済危機だと述べていても不思議ではない。

また、キチンの波に当てはめると、ある時期に輸入が大幅に増えて貿易黒字が一気に縮小するサイクルがやってくる。もし、これが出来るなら韓国経済は景気循環の波に乗れたことになって一応の経済危機は脱することになると管理人は考えている。しかし、不況型黒字で貿易黒字は増え続けているが今のところ、その兆候はない。そもそも、韓国経済が好調なら家計の支出は増えるわけだ。しかし、実際は家計支出は年々減らしている。ようやく、消費低迷の話にもってこれた。

>ことし4月から6月までの第2四半期の世帯当たりの月平均支出は328万1000ウォンで、去年の同じ期間から変わっていません。 第2四半期の消費支出が、前年より増えなかったのは、2003年に統計を取り始めて以来、初めてです。

だいたい、ウォンを日本円で直すときは桁を一桁減らすだけでいい。つまり、月平均支出は328000円ということになる。これは昨年から変化がなく、消費支出が前年より増えてないのは2003年以来初めてだと。多額の貿易黒字で儲かっているはずなのに、韓国の消費者支出を抑えているというのがポイントとなる。つまり、消費者はこれから景気が悪くなりそうだから将来へ向けて消費を抑えるということをしている。

ただ、管理人から言わせると「抑えるんじゃなく」、「消費に回すお金がない」のだ。なぜなら、韓国の家計負債は1200兆ウォンを突破、国民辺りは2400万ウォン。つまり、120兆円の借金があり、国民1人なら240万の借金を背負っているわけだ。借金を返すには収入を増やすか、支出を減らすしかない。そして、収入を増やすのは難しいので支出が減っている。そういった事情がある。

>家計支出を項目別にみますと、食料品と家庭用品、住居費が最大で5%減り、教育支出は0.7%減少しました。

家計負債の増加によって日常生活を切り詰めている傾向が読み取れるだろう。特に韓国人は教育に熱心なのにその支出が0.7%おちているわけだ。しかも、企業も企業で借金が2347兆ウォンある。

さて、一連の説明であることに気付いた方は鋭いと思う。韓国では貿易黒字が多額に増えているのに家計と企業の債務が莫大に増加している。どういうことになっているのか。つまり、家計や企業が借金して輸出やGDPを増やしていただけにすぎないんだな。だが、それが縮小していくということはもう、個人も企業も魔法のカードや銀行から融資を受けることが難しくなってきたことを意味する。これも韓国経済危機の兆候といえるだろう。

今回も丁寧に解説したが、韓国経済における消費は確実に減少している。消費が抑えられれば経済は回らないのでますます不況になっていく。しかし、それでも借金は増え続ける。だが、借金はいくらでもできる物ではない。その限界が迫りつつある。その限界は韓国経済の崩壊を招く。管理人はその時期を2020年と予測していることを何度か述べてきたとおりだ。少なくとも何一つ状況は改善されていない。後は魔法のカードについても説明したかったのだが、また消費動向取り上げた時に解説しよう。

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韓国経済、消費低迷続く 家計の「不況型黒字」が定着か

家計消費の低迷が続いています。

ことし4月から6月までの第2四半期の世帯当たりの月平均支出は328万1000ウォンで、去年の同じ期間から変わっていません。

第2四半期の消費支出が、前年より増えなかったのは、2003年に統計を取り始めて以来、初めてです。

保険や年金などの固定支出を除いた月平均消費支出は249万4000ウォンで、去年の第2四半期と同じでした。

世帯当たりの月平均所得は430万6000ウォンで0.8%増えましたが、物価上昇率を考慮すると、去年と同じ水準になっています。

家計支出を項目別にみますと、食料品と家庭用品、住居費が最大で5%減り、教育支出は0.7%減少しました。

一方、医療費と交通費、タバコへの支出は増えました。

所得のうち、消費に回す割合を示す平均消費性向は70.9%で、これまでで最も低くなっています。

家計収支の黒字は102万5000ウォンで、去年の同じ期間に比べて3.6%増えました。

これについて、将来に不安を抱く市民たちが財布の紐を緩めようとせず、家計でもいわゆる「不況型黒字」が定着しつつあるとの見方が強まっています。

(http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Ec_detail.htm?No=60414)

 

 

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