日別アーカイブ: 2023年12月30日

中韓ともに崩壊! 中国に売る物がない韓国は31年ぶり対中貿易赤字ー中国 外資が完全撤退で来年はジンバブエ一直線! どちらも日本は助けない!

韓国 2023年、韓国の貿易を振り返ると大きく二つの出来事がある。一つは半導体需要が低迷して、韓国輸出が2023年の上半期は未曾有の危機へと陥ったこと。これは想定内の出来事だった。それから2023年の下半期に半導体輸出は少しずつ回復してきた。

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これも半導体サイクルや生成AIというイノベーションを考えればそうなる可能性はあった。だから、半導体に関しては来年以降は回復すると思われるが、コロナ禍のような特需はないとおもわれる。そして、2つ目は31年ぶりの対中貿易赤字だ。11月末の時点で対中貿易赤字は180億ドルである。

しかも、対中貿易赤字は来年以降も続く可能性は極めて高い。そして、これも昨年からずっと述べてきたことだ。中国は半導体以外の韓国製品を必要としていない。いや、もう、半導体ですら中国は韓国の技術を盗んで生産できるようになっている。サムスン電子の元幹部が中国企業に最先端の半導体技術を売っていた。

このように韓国は自ら半導体技術というドル箱を中国に売っている。その結果、中国企業が半導体技術を手に入れてしまったと。すでにファーウェイが7ナノの半導体チップを組み込んだスマホを販売して、売れ行きが好調という。

もう、韓国製はいらない子。これは今年のキーワードとしてきた言葉で「韓国はどこで、何を売るのか」という問いだ。もう、中国は大量に買ってくれない。気がつけば韓国輸出で一番、買ってくれるのはアメリカになっているが、問題はアメリカがいつまでも韓国製を買うとは限らない。今年のアメリカは消費が強い。特に自動車需要が凄まじかった。だが、来年も続くわけではない。

しかも、アメリカの輸入が強かった理由はドル高というのもある。だが、来年は円が急騰しているのもわかるとおり、アメリカのドルは安くなっていく。そうなっていくと今年のように輸入品を大量に購入して消費するかも不透明だ。まあ、アメリカの景気についても年をあけたら色々とみていく必要がある。

後、今年は中国経済についても色々と不都合な現実が見えてきた。来年は韓国と中国と共に危機となる可能性が高いのでどちらも一緒に看取っていくことになるだろう。

では、記事の冒頭を読んでいこう。

今年の韓国の対中貿易収支が31年ぶりに赤字に転じる見通しとなった。韓国が中国と国交を樹立した1992年に10億ドルの貿易赤字を出して以来初めてだ。韓国の輸出の4分の1ほどを占め、韓国経済の一軸を担ってきた対中貿易の構図が変わりつつある。

中国に売るものがなくなった韓国、対中貿易収支が国交樹立後31年で初の赤字に【独自】-Chosun online 朝鮮日報

結局、ユン政権は中国を冷遇したあげく、中国輸出でも大赤字にしてしまった。韓国の輸出の4分の1ほどを占め、韓国経済の一軸を担ってきた対中貿易の構図が変わりつつある。この事実こそ、韓国が最も恐れていたことであり、韓国輸出がこの先、伸びないことを意味している。つまり、韓国は中国輸出だけで稼ぎの25%を叩き出していた。超お得意様を失ったあげく、その中国から様々な原材料を輸入しないといけないので、逆にこれからドルを吐き出すことになる。

では、記事の要点を整理していく

■記事の要点

1.韓国貿易協会、韓国産業通商資源部によると、今年1~11月の韓国の対中輸出は1140億ドル、輸入は1320億ドルで、貿易収支は180億ドルの赤字だった。対中貿易収支は1月の39億ドルの赤字に始まり、年初来一貫して赤字だ。

今年対中貿易で記録した180億ドルの赤字は、最大の原油輸入先であるサウジアラビアに対する224億ドルの赤字(1~10月)に次ぐ規模だ。2003年から18年までの16年間、08年を除き韓国に最も多額の貿易黒字をもたらした中国だが、今は立場が逆転した。過去2番目に大幅な対中貿易黒字を記録した18年には、韓国の貿易黒字全体の80%を占めるほど、中国は韓国にとって重要な貿易相手国だ。

2.今年対中貿易で記録した180億ドルの赤字は、最大の原油輸入先であるサウジアラビアに対する224億ドルの赤字(1~10月)に次ぐ規模だ。2003年から18年までの16年間、08年を除き韓国に最も多額の貿易黒字をもたらした中国だが、今は立場が逆転した。過去2番目に大幅な対中貿易黒字を記録した18年には、韓国の貿易黒字全体の80%を占めるほど、中国は韓国にとって重要な貿易相手国だ。

対中貿易収支が大幅な赤字に転じたのは、これまで韓国が輸出した中間財を加工して世界市場に売っていた中国がかなりの製品を自給することができるようになり、韓国が売る物がなくなったからだ。逆に韓国は急成長する電池市場に必須な素材、鉱物を中国から大量輸入しなければならない立場だ。さらに、対中輸出を支えてきた半導体の輸出も市況低迷で減少し、対中貿易収支が31年ぶりに赤字に転じた格好だ。韓国貿易協会のチョ・サンヒョン国際貿易通商研究院長は「半導体黒字という錯視効果に隠れていた対中貿易構造の変化が完全に表出した。今後新しい貿易の枠組みを構築すべきだ」と話した。

3.これまで対中輸出不振と貿易赤字は半導体のような特定品目の業況、サプライチェーン(供給網)を巡る対立といった地政学的問題、中国の景気低迷などの変数が理由に挙げられてきた。対中輸出の30%を占める半導体の市況と中国の全般的な景気が回復すれば、対中輸出も回復するという期待が大きかった。対中輸出不振と貿易赤字を産業構造の転換という枠組みでとらえず、一時的な外部の不確定要素のせいにしたのだ。しかし、半導体という外形を取り除いて初めて明らかになった韓国の対中貿易の現実は違った。韓国などから中間財を輸入して加工し輸出していた産業構造から脱皮し、技術力も高めた中国は、今や世界市場で韓国の輸出競争国になった。

18年に556億ドルを記録した対中貿易黒字はその後200億ドル台に縮小した。全体で過去最大の貿易赤字を出した昨年の対中貿易収支はかろうじて赤字を免れ、12億ドルの黒字にとどまった。しかし、半導体を除いた対中貿易黒字は18年の197億ドルから20年には25億ドルに急減した。21年には26億ドルの赤字に転落した。今年も半導体黒字を除けば、対中貿易赤字は300億ドルを超える。半導体黒字に隠れて対中貿易収支は黒字のように見えたが、他業種では既に赤字に転じていたのだ。

4.中国の産業が急成長し、韓国製品が現地市場で市場を失いつつあるとの指摘もある。19年までは対中輸出で半導体、ディスプレーに続き3位だった石油化学製品は今年の輸出が前年に比べ21%急減する不振だ。石油化学企業関係者は「石油化学の中間原料やベースオイルのような汎用製品は現在では中国も生産している。コロナ以前は中国の自給率は60%程度だったが、今では90~100%というのが業界の分析だ」と話した。韓国が輸出していたものを中国が自力で生産するようになり、一部の高級製品を除けば、中国への輸出が難しくなった。19年の対中輸出が90億ドルを上回ったディスプレーは、今年さらに33億ドルにまで減少した。

2010年代に中国で高い人気を集め輸出が急増した韓国製化粧品は、高級品はフランス、日本製などに押され、中・低価格品は現地製品に市場を譲り、過去のような人気はうそのようだ。

以上の4つだ。それでは順番に見ていこうか。

それで1は対中輸出の実績である。今年1~11月の韓国の対中輸出は1140億ドル、輸入は1320億ドルで、貿易収支は180億ドルの赤字だった。年初来一貫して赤字。

それなのに韓国勢は中国がコロナ禍から抜け出せば、また韓国製を買ってくれるとか平気で思い込んでいたんだよな。せっかくなので今年2月の突っ込みを読んでみよう。

そして、韓国は全く気づいていない。果たして、中国がIMFのいう成長予想、5.2%を達成したとして、韓国製は買ってくれるのか。半導体以外の韓国の技術では、追い越されたか。もうすぐ追い越しがほとんどな情勢。下手すれば中国は韓国製の半導体をほとんど買わない可能性だってあるのだ。それの共産主義の怖いところだ。

最後に中国が低成長時代を迎えたらどうなるのか。これはこちらの予測だが、韓国は慢性的な対中貿易赤字になると予測している。例えば、雪の日に使う除雪材物質「塩化カリウム」などを韓国は99%、中国から輸入している。これらを輸入するので中国からの輸入が減っても、対中輸入を減らすのは難しいのだ。もちろん、塩化カリウムだけではない。尿素などもそうだが、中国に韓国は様々な核心素材を握られている。輸入は減らせない。輸出は減る。これが考えられる対中未来である。

このように今年の2月の時点で、こうなる予想をこちらはしていた。そして、現実はその通りになった。1年前に予測したことの答え合わせである。それで3をもう一度読んでほしい。

これまで対中輸出不振と貿易赤字は半導体のような特定品目の業況、サプライチェーン(供給網)を巡る対立といった地政学的問題、中国の景気低迷などの変数が理由に挙げられてきた。対中輸出の30%を占める半導体の市況と中国の全般的な景気が回復すれば、対中輸出も回復するという期待が大きかった。対中輸出不振と貿易赤字を産業構造の転換という枠組みでとらえず、一時的な外部の不確定要素のせいにしたのだ。しかし、半導体という外形を取り除いて初めて明らかになった韓国の対中貿易の現実は違った。

愚かな楽観論で中国がそのうち韓国製を買ってくれると思い込んでいたら、それはもうあり得なくなった。つまり、韓国の対中輸出はこれから赤字ばかりが増えていく。今更現実は違ったとか。気づくのが遅すぎて笑えるよな。でも、お得意様の中国は二度と戻ってこない。

逆に韓国はこれから中国輸入で相手のお得意様になる。でも、良い機会じゃないか。ほら、脱中国をやればいい。もっとも中国依存している理由が安いからというのが一番なので、中国依存を止めれば製品価格は高くなる。結局、韓国輸出は伸びないてことだ。

今年も半導体黒字を除けば、対中貿易赤字は300億ドルを超える。半導体黒字に隠れて対中貿易収支は黒字のように見えたが、他業種では既に赤字に転じていたのだ。

今更、気づいたのか。だから言っているじゃないか。半導体以外に中国は韓国製を買ってくれないと。次に最後は4だ。

中国の産業が急成長し、韓国製品が現地市場で市場を失いつつあるとの指摘もある。19年までは対中輸出で半導体、ディスプレーに続き3位だった石油化学製品は今年の輸出が前年に比べ21%急減する不振だ。石油化学企業関係者は「石油化学の中間原料やベースオイルのような汎用製品は現在では中国も生産している。コロナ以前は中国の自給率は60%程度だったが、今では90~100%というのが業界の分析だ」と話した。

このように韓国製は売れなくなった。今まで売れていた物が売れなくなった。来年、韓国の半導体輸出が伸びたところで中国輸出が回復しない限り、もう、以前のような輸出増加は望めない。でも、輸入は中国依存なので慢性的に赤字になりやすい。来年はこの対中輸出がまた赤字になるかどうか注目だよな。

そして、最後はその中国の一年だ。今年の中国市場はどうだったのか。

ブルームバーグ): 海外投資家による中国株の購入は、2023年に年間ベースで過去最低を記録する見通しだ。脆弱(ぜいじゃく)な景気回復や地政学的緊張など多くの懸念材料が響いた。

海外ファンドによる香港との株式相互取引(ストックコネクト)を通じた今年これまでの中国本土株の買越額は440億元(約8770億円)にとどまっている。28日に年末のポジション調整で買いが大幅に増加したにもかかわらず、ブルームバーグが17年に深圳と上海の両取引所の年間データ集計を開始してから最低水準となっている。より好調な時期には、投資家は1カ月でこれぐらいの額を購入していた。

今年はポストコロナの相場回復への期待から好調なスタートを切ったものの、長引く住宅不況や強力な景気刺激策の欠如、規制を巡る不透明感が大きな売りを招き、上昇は失速した。中国本土株の指標、CSI300指数は年初来で約12%下落と、世界の主要株価指数で値下がり上位となっており、このままいけば年間ベースで3年連続の下げとなる。

海外ファンドは12月に5カ月連続で中国株から資金を引き揚げる見込みだ。今が押し目買いの時期だと指摘するファンドマネジャーもいるものの、多くは中国株式市場の長期的な魅力に疑問を抱いている。民間セクターへの政策支援を巡る懸念から企業利益がもはや力強いペースで増加していない上に、人口動態の逆風の中で経済成長の鈍化も見込まれている。

ただ、外国勢が28日に136億元相当の本土株を買い越したことで、希望の光も見えてきた。海外勢は他の投資家よりも早期にポジション構築に動く傾向があることが過去の事例で示されていると、曹柳龍氏ら方正証券のアナリストが今月のリポートで指摘した。

外国勢の中国株離れ鮮明-2023年の海外資金流入、過去最低の見通し (msn.com)

このように今年は中国株が売りだった。何しろ、ダウ、日経が3割上昇の中で、上海株は下落しているからな。

今年の韓国の対中貿易収支が31年ぶりに赤字に転じる見通しとなった。韓国が中国と国交を樹立した1992年に10億ドルの貿易赤字を出して以来初めてだ。韓国の輸出の4分の1ほどを占め、韓国経済の一軸を担ってきた対中貿易の構図が変わりつつある。

 韓国貿易協会、韓国産業通商資源部によると、今年1~11月の韓国の対中輸出は1140億ドル、輸入は1320億ドルで、貿易収支は180億ドルの赤字だった。対中貿易収支は1月の39億ドルの赤字に始まり、年初来一貫して赤字だ。

 今年対中貿易で記録した180億ドルの赤字は、最大の原油輸入先であるサウジアラビアに対する224億ドルの赤字(1~10月)に次ぐ規模だ。2003年から18年までの16年間、08年を除き韓国に最も多額の貿易黒字をもたらした中国だが、今は立場が逆転した。過去2番目に大幅な対中貿易黒字を記録した18年には、韓国の貿易黒字全体の80%を占めるほど、中国は韓国にとって重要な貿易相手国だ。

対中貿易収支が大幅な赤字に転じたのは、これまで韓国が輸出した中間財を加工して世界市場に売っていた中国がかなりの製品を自給することができるようになり、韓国が売る物がなくなったからだ。逆に韓国は急成長する電池市場に必須な素材、鉱物を中国から大量輸入しなければならない立場だ。さらに、対中輸出を支えてきた半導体の輸出も市況低迷で減少し、対中貿易収支が31年ぶりに赤字に転じた格好だ。韓国貿易協会のチョ・サンヒョン国際貿易通商研究院長は「半導体黒字という錯視効果に隠れていた対中貿易構造の変化が完全に表出した。今後新しい貿易の枠組みを構築すべきだ」と話した。

■売る物はなく、買う物は多し

 これまで対中輸出不振と貿易赤字は半導体のような特定品目の業況、サプライチェーン(供給網)を巡る対立といった地政学的問題、中国の景気低迷などの変数が理由に挙げられてきた。対中輸出の30%を占める半導体の市況と中国の全般的な景気が回復すれば、対中輸出も回復するという期待が大きかった。対中輸出不振と貿易赤字を産業構造の転換という枠組みでとらえず、一時的な外部の不確定要素のせいにしたのだ。しかし、半導体という外形を取り除いて初めて明らかになった韓国の対中貿易の現実は違った。韓国などから中間財を輸入して加工し輸出していた産業構造から脱皮し、技術力も高めた中国は、今や世界市場で韓国の輸出競争国になった。

18年に556億ドルを記録した対中貿易黒字はその後200億ドル台に縮小した。全体で過去最大の貿易赤字を出した昨年の対中貿易収支はかろうじて赤字を免れ、12億ドルの黒字にとどまった。しかし、半導体を除いた対中貿易黒字は18年の197億ドルから20年には25億ドルに急減した。21年には26億ドルの赤字に転落した。今年も半導体黒字を除けば、対中貿易赤字は300億ドルを超える。半導体黒字に隠れて対中貿易収支は黒字のように見えたが、他業種では既に赤字に転じていたのだ。

 中国の産業が急成長し、韓国製品が現地市場で市場を失いつつあるとの指摘もある。19年までは対中輸出で半導体、ディスプレーに続き3位だった石油化学製品は今年の輸出が前年に比べ21%急減する不振だ。石油化学企業関係者は「石油化学の中間原料やベースオイルのような汎用製品は現在では中国も生産している。コロナ以前は中国の自給率は60%程度だったが、今では90~100%というのが業界の分析だ」と話した。韓国が輸出していたものを中国が自力で生産するようになり、一部の高級製品を除けば、中国への輸出が難しくなった。19年の対中輸出が90億ドルを上回ったディスプレーは、今年さらに33億ドルにまで減少した。

 2010年代に中国で高い人気を集め輸出が急増した韓国製化粧品は、高級品はフランス、日本製などに押され、中・低価格品は現地製品に市場を譲り、過去のような人気はうそのようだ。