とりあえず、今日、やるべき事は全て終わったので,後は気力が続く限り、韓国経済のコラムを書いていこうと思う。それで書いた後に編集して、今日中に間に合うかどうかは知らないですが、書いておけば来週に使えるからな。
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そういうポジティブな思考で今回はやっていく。でも、取り上げる内容は韓国の政府債務なので絶望的なんだよな。しかし、どうして韓国はここまで政府債務を積み上げたのだろうか。ええ?ムン君のせいだって?ムン君が5年で400兆ウォン増やしたて?確かにその通りであるのだが、ムン君は自分の時代の韓国経済の成長のためにドーピングしたのだよ。だから、ユン氏も同じ事やって400兆ウォン使えば良いじゃないか。
そんなことできない?でも、このまま政府債務は利息だけでどんどん増加するので、5年後には400兆ウォン増加している可能性が高いぞ。まったく返す気がないものな。しかも、税収不足だからて、地方交付税24兆ウォンを電話一本で打ち切って、今、公務員、警察や消防などの予算が足りなくて、韓国は世紀末の年末を迎えることになる。
目次
1.韓国の政府債務1588兆ウォンの内訳
2.政府の代位弁済金額が10兆ウォン
3.韓国電力とガス公社の負債
4.韓国 LNG長期契約終了
5.地方交付税24兆ウォン減額で警察も捜査できない!
韓国の政府債務1588兆ウォンの内訳
ムン君が政府債務を400兆ウォン増加させたとか。そういうのはすでに過去のことだ。それについて追求したところで,借金は減るわけではない。だから、そこはスルーして韓国の最新の政府債務を見ていこう。
企画財政部が14日に発表した「2022会計年度一般政府・公共部門負債集計結果」によると、昨年公共部門負債(D3)は1588兆7000億ウォンだ。中央政府や地方自治体の負債を包括する一般政府負債に韓国電力など非金融公企業の負債を加えたものが公共部門負債となっている。前年(1427兆3000億ウォン)よりも161兆4000億ウォン増えた。公共部門負債残高(対GDP比)は同じ期間4.9%ポイント増となる73.5%を記録した。
公共部門の負債を構成する非金融公企業の負債が517兆4000億ウォンで、1年前より77兆7000億ウォン増えた影響だ。特に韓電と発電子会社が資金調達のために社債発行を増やして負債が46兆2000億ウォン増加した。韓国ガス公社の負債も前年に比べて17兆1000億ウォン増えた。 一般政府負債(D2)だけ見ると、1年間に90兆9000億ウォン増えて昨年1157兆2000億ウォンに達した。
一般政府負債残高(対GDP比)は2.2%ポイント増となる53.5%だった。2018年でさえ、一般政府負債はGDPの40%に過ぎなかった。
韓国の一般政府負債残高対GDP比が53.5%に…非基軸通貨国の平均上回る(中央日報日本語版) – Yahoo!ニュース
気がつけば政府債務が1588兆7000億ウォン。昨年より161兆4000億ウォン増えたそうだ。これは韓電とガス公社が社債を発行しまくりだったようだ。だから、電気代を上げないからこうなると何度も言われてきたのに、こうして、また政府債務を増やしたと。
それでよく出てくる一般政府残高が1年間に90兆9000億ウォン増えて昨年1157兆2000億ウォンになったと。もう、1100兆ウォンとか余裕で超えてるな。でも、税収不足は70兆ウォンだったよな?後の20兆ウォンはどこから増えたのだ?実はこちらは答えを知っている。それは庶民の借金を10兆ウォンほど政府が肩代わりしているのだ。次はそれを見ていこうか。
政府の代位弁済金額が10兆ウォン
韓国では高金利や高物価、さらに景気減速で韓国の家計や企業、自営業などが軒並み借金を増やしてきたことは過去のコラムで取り上げたとおりだ。そして、今年に入って保証機関が債務を肩代わりした代位弁済金額が10兆ウォンを超えたようだ。
それで代位弁済というのは、銀行ローンの債務者が返済不能に陥った場合、融資を保証した政府や公共機関が代わりに返済することを指す。つまり、銀行は信用スコア低い人間に金を貸して、返ってこなくても政府が弁済を保証してくれるので、いくらでも貸してましたと。だから、過去最大規模の利息収益でウハウハと。素晴らしいシステムじゃないか。その政府が肩代わりした債務は国民の血税ですが。
それで代位弁済額が昨年の2倍を超えるとか。で、銀行の社会的責任を強化すべきだとの指摘が出ている。でも、それをやれば銀行は「貸し渋り」を行うので、今度は金を貸してくれなくなったら、庶民が消費者金融やヤミ金に手を出す。でも、これって事実上の徳政令だよな?どういう基準で代位弁済しているのか知らないが。
韓国電力とガス公社の負債
韓国政府の負債の規模はわかったので、この先、問題になりそうな韓国電力とガス公社の負債状況を確認しておこう。これは2023年6月末の負債総額だが、200兆ウォンを突破して、201兆4000億ウォンだ。もちろん、国内上場企業でトップである。
日本円だと約2兆1800億円てところだ。こんな赤字を抱えていて電気代をほとんど上げないのだから笑えるよな。なんせ利子だけで1日70億ウォン増えるそうだしな。放置すればうるほど雪だるま式に増えていくわけだ。
それでガス公社の負債であるが、52兆ウォンというのが今年の3月末の負債のようだ。ちょっとデータ古いんだが、それぐらいしか見つからない。ただ、昨年より17兆ウォンほど増えており,赤字に転落している。これはロシア・ウクライナ戦争でガスの価格が高騰したためである。実際、政府が金を出さないとガスが買えない事態でもある。
しかし、電気もガスも買えない莫大な負債を抱えているとか。ああ、来年のエネルギー不足の話題も出しておこうか。
韓国 LNG長期契約終了
いったいどういうことなのか。資源輸入国である韓国がLNGを輸入できないとか。まず、韓国は1990年後半に20年ほど長期契約結んでいた。そして、普通は輸入契約が切れる前に長期契約の延長を申し込むわけだが、それには数年前から契約しなければならなかった。ところが数年前といえば、ロシア・ウクライナ戦争でちょうど国際LNG価格が急騰した時期だ。
そこで韓国政府は契約を躊躇ったのだ。全くもってアホですね。そして、深刻な供給危機に瀕したようだ。もちろん、短期契約でLNGを輸入することはできるが、当然、長期より、短期契約の方が輸入単価は高くなる。つまり、ガス公社の負債がさらに増える。ガス料金があがれば、また自営業は値上げするきっかけとなる。
庶民と自営業はますますガス料金の高騰に苦しめられると。本当、韓国政府って先見の明がないよな。行き当たりばったりでしか行動できない。では、引用しておこう。
14日、韓国ガス公社によると、1999年から毎年492万トンずつ取り込んできたカタル酸LNGと2000年から年間406万トンずつ輸入してきたオマーンLNGの量は来年契約が終わる。年間導入物量基準で1・2位の2件が一度に消えるのだ。
しかし、2025年から新たに契約を結んで輸入するLNGの量は、2021年7月にカタールと結んだ年200万トンと昨年4月にBPと契約した年158万トンがすべてだ。2025年になると年898万トンが抜け、新規に358万トンに満たされながら540万トンが不足することになる。これは韓国一年のLNG需要(4500万トン)の8分の1に該当する。
조선일보 (chosun.com)
このように電気もガスも買えない。LNGの契約終了ということで来年はこのままいけば凍死しますね。因みに、今日のニュースでソウルの気温は何だと思いますか?
韓国は17日、ソウルの朝の最低気温が氷点下12度まで下がるなど全国的に今季一番の冷え込みとなった。
なんとマイナス12度らしいです!それなのにガスや電気も買えなくなる現実が待っていると。でも、韓国の庶民は暖房費が高くても部屋でテントを張って寝るから大丈夫だよな。
地方交付税24兆ウォン減額で警察も捜査できない!
さて、最後は地方交付税24兆ウォンがいきなり打ち切られて地方と公務員が予算削減でまともな仕事が出来ない状態となっている。特に酷いのは警察だ。
先月、警察庁は、年末の予算不足を理由に、全国市道警察庁などに「超過勤務の自粛令」を出した。10月までに今年に策定された超過勤務手当て予算の90%近くをすでに使い果たしたのが理由だという。年末は、酔っ払いの通報など、治安需要が急増している状況下で、超過勤務を制限すればまともに対応できないという指摘が出ている。
一部の地方警察庁では、「捜査費が足りない」と捜査費まで削ると、「事件は引き続き起きているのに、捜査をするなというのか」など現場の反発が激しくなっている。
このように韓国の警察は予算不足で捜査もできない。犯罪者天国が待っているてことだ。うん。自分らで世紀末を演出するとか、奇想天外だが、警察に電話しても予算がないので非番です。ガチャ。消防署に連絡しても予算がないので消防車が出動できません。ガチャ。救急車でも,予算がないので歩いて病院にいってください。ガチャ。
こんな未来がやってくると。