韓国鉄道 以前,朝鮮日報が韓国の高速鉄道、KTXは時速300キロ出せるはずなのに、実際は平均時速168キロしか出せないで運行していることを暴露した。つまり、韓国鉄道の最大速度なんていうのはただの飾りであり、運行に利用されることはない。つまり、韓国人は日々の「利便性」を追求しない。いや、むしろ、出来ないといったところか。今回の記事で重要になるので一部復習しておこう。
ところが、現実は我々の考えとは異なり、いつからかさまざまな分野で後れを取る国になりつつある。最高時速300キロの高速鉄道が開通して20年になるが、平均速度は168キロにとどまっている。一方、中国の高速鉄道は平均時速350キロで営業運転しており、日本は時速500キロで走るリニアモーターカーの中央新幹線で東京~名古屋~大阪を1時間で結ぶ工事を進めている。
20年かけても平均時速は168キロ以下で高速鉄道とか。そりゃ、中国に負けるよな。でも、今回の記事はその韓国にとってはまさに夢の高速列車である。時速1000キロでソウル-釜山間20分。そう、例のハイパーループである。ああ。なんか懐かしいな。思った人はかなりの韓国通である。こちらもこれが出てきて、何度も取り上げたが、結局、実装の目処も経たずに実験で終わっていたからだ。
その最新情報が数年ぶりに出てきた。これは是非とも、乗り物好きとしては完成させてほしい。なんせ1000キロだぞ。砂漠でスポーツカーが時速600キロ出したことはきいたことあるが、それを越える超高速。20分で着くなら凄いんだが,絶対に中の人間は生きていないとおもう。実験で上手く言っても、それをずっと運用出来るような速度ではない。でも、あのイーロンマスクが関わっているからな。商業化はできてないが。
では、記事を引用しよう。
「夢の列車」と呼ばれる超高速「ハイパーループ」が次第に現実味を帯びてきている。これまでイーロン・マスクやバージングループのリチャード・ブランソン会長のような世界のIT富豪が未来の交通手段として着目し、開発に乗り出したものの、商用化は容易でなかった。
しかし最近、世界各国がハイパーループの開発競争を繰り広げ、技術的障壁を一つ、また一つと突破している。中国が2月、ハイパーループ・リニアモーターカーで世界最速の新記録を打ち立てたのをはじめ、カナダでは乗客54人を乗せて時速1000キロで走る列車を開発中だ。テック(テクノロジー)業界では「ハイパーループにより、長い距離を飛行機よりも速く往来し交流できる新しい時代の幕開けが近づいている」とみている。
ハイパーループは真空状態のチューブを超高速で運行できる列車だ。1910年、米国の物理学者ロバート・ゴダードが初めて提案したこの概念は、テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスクが開発に乗り出し、注目を集めた。
ハイパーループは、電磁石や超伝導磁石などを利用して列車を空中に浮かべて(磁気浮上)走行する。列車と線路が触れ合う摩擦部分が存在しない。また、真空状態のチューブの中を走行するため、空気抵抗も画期的に減らすことができ、天気の影響も受けない。列車の超高速運行が可能な理由だ。
理論上、真空状態ではハイパーループの速度が時速1000キロを越える。これは旅客機(時速900キロ)よりも速い。このため、多くの研究陣はハイパーループを未来の交通手段と目し、商用化開発に取り組んできた。
研究陣は、ハイパーループが通過する真空チューブを長く伸ばすことで、真空状態を維持することの難しさを経験した。小さな規模なら真空を維持することは容易だが、距離が長くなるほど困難となる。また、超高速で運行されるだけに、線路を直線で建設しなければならないといった限界があった。テック業界の関係者は「現在、世界各地で一部のリニアモーターカーが運行されているが、これらの列車は空気抵抗を受けて時速が400キロ程度に制限されている」と話す。
ハイパーループの開発に乗り出したバージングループのリチャード・ブランソン会長は昨年12月、自身が運営していた「ハイパーループ・テクノロジー」の経営を断念したほか、地下にハイパーループを建設することで米サンフランシスコとロサンゼルスを30分で通勤できると主張したマスクもまだ明確な成果を出せずにいる。
時速1000キロでソウル-釜山間20分…夢の列車「ハイパーループ」が現実味-Chosun online 朝鮮日報
ここまでが前半の内容だが、このようにハイパーループは未来の移動手段の一つとして注目されているが、実用化にいくつもの越えないといけない技術障壁があり、非常に難しいわけだ。だが、技術というのは日々進化していくので、今の技術で難しくても,それを可能にする技術、つまり、ブレイクスルーが発生する可能性はある。
例えば、今話題の生成AI技術だって、1年前は画像を描いたりのレベルだったが、今はもう動画まで作成できるように進化した。この動画を作成できることによって様々な問題が浮上するわけだが、それについて突っ込んでいたら終わらないので割愛するが、ハイパーループだって将来には実現するかもしれない。
研究陣は、ハイパーループが通過する真空チューブを長く伸ばすことで、真空状態を維持することの難しさを経験した。小さな規模なら真空を維持することは容易だが、距離が長くなるほど困難となる。また、超高速で運行されるだけに、線路を直線で建設しなければならないといった限界があった。
やはり、この辺がネックなんだよな。小さい規模なら作れても、実用化に至るような長距離は難しい。しかも、線路を直線で建設しなければいけない。この直線というのは非常に難しい。仮に直線上に山があるなら、まっすぐトンネル工事を永遠とやり続けないといけないわけだ。韓国の地形までは知らないが直線に線路を引くのはかなり大変だろうな。民家があれば立ち退きとかで金もかかるからな。
全然,駄目じゃ無いか。やはり、ハイパーループなんて机上の空論なのか。それは後編を読んでから破談してほしい。
では、記事を引用しよう。
■ソウル-釜山間をわずか20分で
技術的限界にもかかわらず、世界各国の大学や企業は真空状態を維持する技術の研究に没頭したことで、最近少しずつ成果が見え始めている。
中国航空宇宙科学工業グループ(CASIC)が開発したハイパーループ「T-フライト(Flight)」は最近、試験運行で時速623キロの新記録を打ち立てた。今回の試験は2キロを走行したもので、比較的短距離である。CASICは、次は60キロの距離を時速1000キロで走る実験を実施する予定だ。CASICの関係者は「究極的に超高速旅客機であるコンコルドに準ずる時速2000キロで走行させる計画」と話した。
カナダのベンチャー企業であるトランスフォードも時速1000キロで走行する「フラックス・ジェット(FluxJet)」を現在開発中だ。乗客54人、または貨物10トンを積んでチューブの中をまるで飛行するかのように高速状態で走行する。磁石の押す力と引く力で空中に浮いたまま移動する。同社は2035年までに180億ドル(約2兆7000億円)を投じてカナダの主要都市のエドモントンとカルガリーを結ぶ300キロの路線を建設することを夢見ている。トランスフォードは「飛行機より40%も安く、二酸化炭素の排出量も63万6000トン減らすことができる」と説明している。
ドイツのミュンヘン技術大学は直径4メートル、長さ24メートルのコンクリートチューブを開発し、目下試験中だ。これまで耐久性の高い鉄のような素材を使用していたが、相対的にコスト高が目立った。ドイツのミュンヘン技術大学は、大きな圧力差に耐えるコンクリートを利用することでコストダウンに成功すれば、ハイパーループ・インフラの拡張に役立つと見ている。韓国では、韓国建設技術研究院がコンクリート素材によるハイパーループ・チューブを開発中だ。
テック業界は、ハイパーループが未来人類の生活を画期的に変えるものと期待している。時速1000キロでの走行が実現すれば、ソウルから釜山(直線距離で約320キロ)までわずか20分に短縮される。線路と列車間の摩擦が存在しないため、騒音も減る。韓国建設技術研究院のペク・チョンデ博士は「理論的に見れば、韓国では全国を30分以内に移動することができるほか、国境を接する国々では飛行機よりも速く数十分以内に移動できるようになる」とし「世界中の人々を素早く連結する未来の交通手段となる」と期待を寄せた。
時速1000キロでソウル-釜山間20分…夢の列車「ハイパーループ」が現実味-Chosun online 朝鮮日報
これが後編の部分だ。うん。結論を先に述べよう。ごめんなさい。韓国ではまず無理だわ。時速1000キロで走る列車なんて,まず怖くて乗れないし、そもそも、そんなのが「直線」で行き来するのだ。地下に作るかもしれないが、それはそれで工事費が莫大だ。数兆円なんてざらだろう。地下に作れば当然、落盤事故も起きやすい。そもそも時速1000キロで走るような列車を運行するデメリットが多すぎる。
韓国建設技術研究院のペク・チョンデ博士は「理論的に見れば、韓国では全国を30分以内に移動することができるほか、国境を接する国々では飛行機よりも速く数十分以内に移動できるようになる」とし「世界中の人々を素早く連結する未来の交通手段となる」と期待を寄せた。
理論的なことはともかく、実用化なんてしても、誰が身の安全を保証するのだ。新幹線ですら300キロ出して、普通に外から見たら一瞬で通過するのに1000キロとかになれば、ああ、電車が来たと思った瞬間には通り過ぎている感覚だろう。ハイパーループの実装化よりも、韓国経済が崩壊するほうが先だと思うが、
では。ネットの突っ込みをどうぞ。
1.事故ったらすごいことになりそう。
2.中国の高速鉄道なんてほとんど赤字なのに、どこを走らせるつもりだ。
3.記事読んだけど開発になんか関わってんのかと思ったらタイトル以外韓国全く関係なかった。
4.1000キロでケンチャナヨやったら犠牲者半端ないからやめとけよw
実現の見通しはお月様を手に入れる可能性より少なそうだけど。
5.朴槿恵時代に、ちょこっと話しが出て、もう忘れたかと思ったがまだやってた奴等が居たんだな。
6.機密性が損なわれたチューブの中で列車が断熱圧縮で炎上するとか
列車の機密性が損なわれて乗客が車外に吸い出されたり窒息死したとか
時速1000kmでチューブをブチ破った列車が飛び出して来たりとか
そんな将来像しか見えんわw
7.新幹線でも恐いのにもう高速化はええんちゃう?
8.夢言うか妄想だろ
地上を亜音速で走らせてソニックブームはどうすんだよw
線路も直線じゃないとダメだぞ
遮蔽物が無い土地ならともかく韓国では永遠に無理
9.ロケット開発にすらろくに予算かけれないくせにこんなもんハナから作れるわけねーだろバカなんじゃないの。
10.アメリカでさえコケたのに、山だらけの半島でどーやってチューブ通す気?
しかも景色も見えないらしいし
以上の10コだ。
ネットの意見では実現不可能という意見が多いな。ただ、ソニックブームは真空なので発生しない。確かに利便性を考えれば時速1000キロで走る夢の列車があればいいのだが、問題は実用化にするには乗客の安全をどうするのか。脱線するなどして事故ったらどうなるのか。実用化したところで、誰かがそれを利用するには難しいだろうな。
しかも、中国は2000キロとかいっている。研究するのは自由だが、1000キロでも怖いのに、2000キロとかいわれてもな。別にコンコルドみたいな高速列車なんて誰も望んでないんじゃ無いか。
そして、最後は韓国にとっては最悪な知らせだ。アトランタの連銀総裁が利下げは今年1回にとどまると述べた。おいおい、これでは円高にならないじゃないか。
[アトランタ 22日 ロイター] – 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は22日、米連邦準備理事会(FRB)の今年の利下げは1回にとどまるとの見方を示した。根強いインフレと予想を上回る経済指標を理由に2回としていた従来予想を修正した。
インフレ率が2%に向かって低下し続けるという確信は「昨年12月時点よりも確実に薄れている」とフォーラムの後で記者団に語った。
物価上昇圧力への懸念により今年の利下げは従来予想よりも小規模となり、開始時期も後ずれするとの見方に修正したと説明した。同氏はこれまで今夏にも利下げが始まる可能性があるとしていた。
米経済は予想以上に底堅いことが最近の指標で示されたとし、今年の成長率予想をほぼ2倍の2%に引き上げたと述べた。
現在3.9%の失業率にはほとんど変化がないとの見通しを示し、この水準はインフレをもたらすと最近まで考えられていたと指摘した。
インフレ率は「弧を描く」ように低下していると感じているが、ペースが鈍化している可能性があると述べ、一部品目の価格が依然として大幅に上昇していることに懸念を示した。
リスクバランスは金融緩和までにさらに長く待つ方向にシフトしているとの見方を示した。
「成長率が潜在成長率を上回り、失業率が物価上昇圧力なしでは達成不可能と考えられていた水準にあり、インフレ率が鈍化しているという経済状況ならそれは良いことだ」とし「われわれは忍耐強くなることができる」と語った。
米FRBの今年の利下げは1回、アトランタ連銀総裁が予想修正 (msn.com)
仮にこれが本当なら6月の利下げも難しそうだな。つまり、利下げはもっと遅いタイミングとなる。最近、色々と日銀の利上げ動向や、米利下げについて取り上げているが、これは全てウォンレートに関係してくるので、これを証券市場がこれから織り込んでいくならウォンは1350超えて、1400もいくかもしれない。