韓国 最近、こちらは韓国経済を見ながら、小林製薬の紅麹問題と株価を追っているわけだが、こちらの予想通りで、どうやら社内のコンプライアンスそのものが色々問題があることがわかってきた。そもそも把握していて公表が遅いだけではなく、工場を閉鎖して完全に隠蔽を目論んでいる時点でおかしい。
しかも、今日、出てきたニュースは死者が二人増えて4人となった。さらに52社に提供したというが、これも関連会社を含めると150社を越えるとか。紅麹の被害はどこまで広がるのか。ちょっと株価がどうとかより、この企業そのものが相当、駄目なことが明らかとなった。しかし、製薬会社てもっとしっかりしている者だと思ったんだが。
では、記事を引用しよう。
■株主総会で社長が涙
株主総会の会場 大阪市・北区小林製薬の「紅麹原料」が入った機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に腎疾患などの健康被害が出ている問題。これまでに、腎疾患などで入院した人は106人に上り、死亡した人は合わせて4人となりました。
いずれも死亡した原因とサプリとの因果関係はわかっていません。また、入院した人については、主に2023年9月以降に製造されたサプリを摂取しているということです。
28日、大阪市内のホテルで行われた株主総会には57人の株主が参加。
冒頭で小林章浩社長が今回の問題について「当社が販売しておりました機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」などを、摂取された方において、腎疾患などが発生し、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した上で「被害の拡大防止と原因の究明に全社を挙げて全力を尽くす」と話したということです。また、参加した株主によると、小林社長は、株主総会の終わり際に涙を流していたということです。
株主からは「製品と健康被害の関連はあるのか」などの質問が出ていて、小林製薬は29日に会見を開き、現状について説明を行う予定です。
■「社長が悪いよ。経営体制にずっと問題があったんじゃないか」怒る株主
「紅麹コレステヘルプ」小林製薬は「糸ようじ」「のどぬーるスプレー」「トイレの消臭元」「熱さまシート」など、多くの人になじみ深い商品を開発していることで知られていますが、事態が公表された22日から28日までに、株価は、およそ20パーセント下落し、4900円前後で推移しています。株主総会に参加した70代の男性株主は、「社長泣いちゃった。もう泣いたってどうしようもない。いやぁ従業員の話になったらね、やっぱりジーンときたんでしょうね。私も管理責任のことは強く言いましたし、なんかメモを読むだけでさ、書いたやつを。因果関係がどうのこうのと言ってさ。
認めるとか、認めないとか、そういう問題を先に考えちゃうんだね、経営者はね。今はそういうことを言ってる場合じゃない。はっきり言って、管理体制まずいよね。管理体制全然なってないと思うよ。総会やっていてもさ、後ろで話し合ったりして、あんな株主総会経験ないね」と話し、管理体制の甘さを指摘しました。
また、株主の60代女性は、「人の命に関わるなんて思ってなかったので、すごくショックでした」と語り、60代男性の株主は、「社長が悪いよ。経営体制にずっと問題があったんじゃないかと思っている。本当自己責任だと思うよ」と話し、怒りをあらわにしていました。〔後省略)
【社長が涙】小林製薬の株主総会「もう泣いたってどうしようもない」と株主 「紅麹」サプリ摂取で死亡は4人に 入院106人(関西テレビ) – Yahoo!ニュース
株主がストップ安になって、さらに社長が泣いたところで事態は何も解決しない。そもそも、くだらない押し問答をやってないで被害を食い止めるために提供先をさっさと公開したらどうなんだよ公表してから数日で死者が4人とか。めっちゃ怖いぞ。一体、どんな未知の成分を混入させたんだよ。それすらも証拠隠滅でわからないんだよな。
では、ネットの意見を見ておこうか。
1.一応株主ですが、定時株主総会の案内は1か月前ぐらいに届いていて、そこでは本件重大事象について一切触れておらず、自分もなんとも思わずすべての議案に「賛成」で返事しました。 実際には深刻な問題が発生していたのを会社側は既に把握、対応していたにも関わらず、事態を公表せず、問題が大事件になるまで何食わぬ感じで平静を装っていたのは、ある意味、株主に対して少し裏切りに近いものを感じます。
本件がある程度落ち着いたら、再度臨時株主総会を開催し、本件を総括したうえで、経営責任を明らかにし、経営陣が信任に足るか再度株主の意見を問うべきではないかと思います。 今は、被害がこれ以上拡大しないよう最善を尽くし、また原因究明と再発防止に尽力していただきたいです。 社会を便利にする様々な商品を世に出してきた会社なので、本件対応の遅れとまずさへの猛省の上で、社会に貢献する企業としての再出発を望みます。
2.雪印やカネボウの事件と似ているとのコメを見かけますが、 カネボウの白斑も雪印の食中毒も被害者は多かったけれども、 亡くなった人はいなかったのが今回とは大きな違いだと思う。 また原材料の形で他メーカーに出荷していたという点。 原因究明ができないという事は、原因を除去できないって事で、 紅麴にかぎらず小林製薬は薬品や毒に対する管理能力を払拭する機会を失ってしまうのではないだろうか?
今回の原因が紅麹そのものに起因するものなのか、 小林製薬の製造構成だから発生したものなのか、 これが不明だと紅麹そのものを疑う目も残ってしまう。 小林製薬ほどの規模の会社が、 今回の騒動ですぐに倒産する事はまずありえないだろうけども、 社会信頼を取り戻す時間が長引けば業績の悪化を伴って 株式の上場廃止は有り得るかもしれない。
3.本問題を把握していた2月から今まで調査という名目で公表しない結果、死人が複数人発生、人工透析が必要となった人もかなり多く、入院なんて100人も超えるような状態。にも拘らず未だに出荷先の発表は行わずに企業任せ。初動も発覚後も共に対応失敗してて非常に心象悪いよね。腎臓は一度悪くなったらよくならないと聞くし本当に被害者は不憫に思います。 一方で株価については、こんな状況でも月曜日は流石にSTOP安はあったものの、その後はほぼ横ばい。自分はこのような会社のはいくら投機タイミングだとしても持ちたくはないなぁ。
以上の3つだ。
この株主の述べていることが本当なら、何処までも隠蔽体質てことなんだろうな。そして、誰かが死んでから慌てて公表。株主に対して少し裏切りに近いものを感じます。どうなんだろうな。裏切りも何も、こんな管理体制では今後の企業再生もおぼつかないんじゃ無いか。
しかし、これだけ死亡事故を出しながらも、株価は4905円と昨日よりもプラス30円である。明日の記者会見で暴落するかもしれないが、どう考えても株主は甘いんじゃ無いか。まだまだ爆弾を抱えてそうな案件なのにな。
小林製薬については個人的に駄目っぽい感じがしたので、取り上げてるが、まさか、ここまで駄目とはな。社長が泣いたところで同情でも買うつもりか。4人も死んでるんだぞ。入院患者は100人以上だ。しかも、原因も特定できない。後生の役にも立たない。これで紅麹そのものが日本人から避けられるだけという。
それでは本題にはいろうか。韓国経済の話題だ。実は、韓国はいよいよ4月の総選挙に向けて動き出している。まあ、ぶっちゃっけ。韓国政府が無能過ぎて惨敗する未来しか見えない。そこまでまずは最新の支持率をおっておきたい。
記事を引用しよう。
韓国で28日、4月10日におこなわれる総選挙の選挙戦が本格的に始まった。5月で就任から2年となる尹錫悦(ユンソンニョル)政権に対する「中間評価」と位置づけられ、保革の2大政党が激しく競り合う展開となっている。
選挙戦は22日までに候補者登録が終わり、28日から公式の選挙運動期間に入った。中央選挙管理委員会によると、定数300に対し952人が立候補した。内訳は小選挙区(定数254)が699人で、比例代表(同46)が253人。現有議席では進歩(革新)系最大野党・共に民主党が過半数を占めており、保守系与党の国民の力は逆転をめざす。
国民の力の事実上トップの韓東勲(ハンドンフン)・非常対策委員長は28日にソウルで演説し、「大韓民国が前進するか後退するか、正義か犯罪者のどちらが支配する国になるかを決める選挙だ」と強調。「犯罪者」とは、知事・市長時代の背任や収賄などの罪で在宅起訴されている共に民主党の李在明(イジェミョン)代表を指したもので、演説の大半を野党批判に費やした。
対する李氏も28日にソウルで演説し、尹政権のもとで物価高が国民生活を圧迫し、朝鮮半島の平和も危機にある、などと批判。「過去2年間は、国民にとって1日1日が絶望と苦しみそのものだった。尹政権への審判は、大韓民国の正常化と国民生活の再建の出発点だ」と訴えた。
世論調査機関・ギャラップが22日に発表した調査によると、政党支持率は国民の力の34%に対し、共に民主党は33%と拮抗(きっこう)している。国民の力の獲得議席が今回も過半数に届かなければ、予算案などの審議が停滞し、尹氏の政権運営に影を落とす可能性がある。(ソウル=太田成美、稲田清英)
韓国総選挙、選挙戦スタート 保革両党が接戦 尹政権の「中間評価」 (msn.com)
とりあえず、ギャラップの世論調査だと支持率は拮抗しているそうだ。でも、過半数獲得するには拮抗じゃ明らかに無理だろう。つまり、与党の勝利ラインは過半数ということになる。でも、この4年間でユン政権のやってきたことは何もないという。ああ、日本の岸田総理を騙したあげく、グループAや、日韓通貨スワップを締結させたか。韓国に甘い。無能な総理が日本にもいるから困るよな。まあ、支持率最低だからて、拉致問題を利用しようと北朝鮮に首脳会談申し込んで拒否されたとか。真相は不明だが。
韓国経済の話題としてはこの選挙戦は重要である。ただ、選挙の話題はあまり面白くないというのが本音だ。どうせ、どちら陣営も批判合戦しかしないだろうしな。相手を批判して、相手を落とすのが価値に繋がるとか思い込んでる。違うだろう。本来は自分たちの公約を掲げて、論理的にメリットを訴えるのが筋だろう。実際,アメリカでも、日本でもそんな政治家は稀有だけどな。
では、ハンギョレ新聞の記事を引用しよう。
企画財政部、韓国開発研究院(KDI)、韓国銀行はいずれも、韓国の今年の成長率は2%を少し上回るだろうと予想している。しかし、半導体を中心とした輸出の増加で成長率が昨年(暫定値1.4%)より少々上がったとしても、民間消費の増加が鈍化しているため、体感景気はそれほど良くはならないとの見通しが強い。
そのような中、政府が4月の総選挙後に解決を先送りした韓国経済の危険要素が、総選挙後に一気に爆発する可能性が高まっている。 不動産プロジェクトファイナンス(PF)の貸付保証の損失で流動性の危機に見舞われたテヨン建設は、1月12日のワークアウト開始決定によって、第2次金融債権者協議会が開かれる4月11日まで債務返済が猶予された。総選挙の翌日だ。
テヨン建設のワークアウト開始決定で不動産PF貸付の不良債権問題はひとまず水面下に沈んだが、総選挙後に構造調整が本格化する可能性は高い。韓国開発研究院は14日に発表した経済見通し修正報告書で「不良建設会社の構造調整が金融システム危機として展開される可能性は低いだろうが、今後は関連部門で信用の梗塞が発生するうえ、実物景気にとっての否定的要因として作用する可能性は排除できない」と診断した。
高金利が続いている中、4月から7月にかけて中小企業への貸付の満期も一気にめぐってくる。ハンギョレが5大銀行の中小企業に対する貸付の現状を調査したところ、今年の満期到来額204兆ウォン(約23兆円)の40%(82兆ウォン、約9兆2600億円)が4~7月に集中している。中小企業の延滞率は、すでに家計に対する貸付よりはるかに高い。総選挙後、銀行が満期延長に厳しい基準を用いる可能性は高い。生存の可能性がある企業は生かす構造調整策が必要だ。
引き上げが抑制されている電気料金、延長が続いている油類税の引き下げ、6月まで全面禁止されている空売りも、総選挙後に解決しなければならない課題だ。今年の税収予想額が少ないため政府支出を極度に抑制したにもかかわらず、管理財政収支の赤字率は3.9%にのぼる。にもかかわらず、政府が年初から数々の減税を断行しているため、総選挙後の財政運用には赤信号がともる可能性が高い。
財政余力の不足は景気予想が外れた際の対応を難しくする。政府は2022年末の「レゴランド問題」、昨年には政策金融を動員して住宅購入をあおり家計負債を大きく増加させるなど、市場の扱いに稚拙さを見せている。今はまた、後のことは考えずに総選挙用のばらまき公約を連発することばかりに没頭している。このような有様では、今後迫ってくる事態にきちんと対応できるのか心配せざるを得ない。
[社説]総選挙後に押し寄せる韓国経済の難題、備えているのか(ハンギョレ新聞) – Yahoo!ニュース
韓国政府、ユン氏が対応なんて出来るわけない。この4年間、何を見てきたんだよ。行き当たりばったりじゃないか。そもそも医療ストが始まって数ヶ月経過しているが、むしろ、事態は悪化しまくりだろう。意味の無い2000人増員にこだわって,医者との決定的な対立を生んだ無能な政府。今頃になって話し合おうとか。その雨に2000人増員の白紙撤回が先だろうに。
選挙後は文字通り、「地獄」が待っている。ばらまき公約しまくって減税ばかりで国の借金は膨れ上がるばかり。昨日、4月危機説を出したが、別に不動産PFの不良債券問題だけではない。あらゆるところから韓国経済は崩壊に向かっている。そもそも何でもかんでも先送りにするから事態が解決しないんだよ。いい加減,学習しろよ。延命したところで借金が増えるだけだ。ガス公社や韓電の天文学的な負債だってそうだ。公共料金を値上げしないと借金が増えてそのうち大規模停電だぞ。