韓国経済、外貨準備高 2カ月連続減少=世界8番目に下落

韓国経済、外貨準備高 2カ月連続減少=世界8番目に下落

記事要約:韓国の外貨準備高が2ヶ月連続減少しているようだ。理由はドル高、ウォン安が進んでいるからドルのレートが跳ね上がったらしい。確かに2ヶ月前と比べてウォン安となっている。まずはレートを確認しておこう。

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これが3ヶ月間のチャート。実に面白いほどウォン安が進んだことがわかるだろう。だいたい、韓国の10ウォンが日本の1円に相当すると考えて良い。だから、1089ウォン~1187ウォンは日本円でなら10円近く円安が進んだことになる。だから、ドル換算すれば借金は増えるし、外貨準備高も目減りするわけだ。だが、日本もそうだがどこも通貨安となっているのだから韓国と条件は同じなんだよな。

>韓国銀行(中央銀行)が5日に発表した11月末の外貨準備高は前月比31億8000万ドル減の3719億9000万ドル(約42兆円)となり、2カ月連続で減った。

チャートが示すとおり、ウォン安になっているので外貨準備高が2ヶ月連続で減少した。

>内訳を見ると、有価証券は3368億8000万ドルで、前月比54億1000万ドル減った。預金は256億6000万ドルで18億8000万ドル増加した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は29億万ドルで3億7000万ドル増えた。金保有は前月と同じ47億9000万ドル。

額面通りにあるなら日韓通貨スワップ協定なんて全く必要ないわけだが、誰もそんなことは鵜呑みにしない。少なくとも韓国にはアジア通貨危機での前科がある。外貨準備高があると言いながら全く残ってなかった。2008年のリーマン・ショック後でも韓国は米韓通貨スワップ300億ドルを引き出していた。あのときも3000億ドル以上の外貨準備高があったはずなのだが。今回も管理人は使えるドルは3分の1以下だと予想している。つまり、1230億ドルということになる。

そもそも有価証券の内訳が全く出てこない時点で信用にならない。焦げ付いた有価証券が使えるはずもない。さらにいえば、韓国が介入ですぐに使えるのは預金ぐらいである。ちなみに平成28年10月の日本の外貨準備高はこのようになっている。これは100万ドル単位となっている。

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預金だけで1259億ドルある。韓国の預金が256億ドルなのでそれの5倍といったところ。

>韓国の外貨準備高は10月末時点で世界7番目から8番目となった。1位は中国の3兆2163億ドルで、日本(1兆2428億ドル)、スイス(6865億ドル)、サウジアラビア(5438億ドル)、台湾(4353億ドル)、ロシア(3907億ドル)、香港(3831億ドル)と続いた。

中国の外貨準備高は全く信用できんが3兆ドルあるらしい。しかし、外貨準備高て台湾もかなり持っているな。経済危機のロシアでさえ3907億ドル。外貨準備高が韓国が為替介入に使えるドルを予想する上で重要となる。資産は目減りしているわけだがもっと減るのはこれからである。

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韓国経済、外貨準備高 2カ月連続減少=世界8番目に下落

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日に発表した11月末の外貨準備高は前月比31億8000万ドル減の3719億9000万ドル(約42兆円)となり、2カ月連続で減った。

減少幅は2015年7月(39億3000万ドル)に次ぐ規模となった。米大統領選の結果や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測などの影響でドル高が急速に進んだためだ。

内訳を見ると、有価証券は3368億8000万ドルで、前月比54億1000万ドル減った。預金は256億6000万ドルで18億8000万ドル増加した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は29億万ドルで3億7000万ドル増えた。金保有は前月と同じ47億9000万ドル。

韓国の外貨準備高は10月末時点で世界7番目から8番目となった。1位は中国の3兆2163億ドルで、日本(1兆2428億ドル)、スイス(6865億ドル)、サウジアラビア(5438億ドル)、台湾(4353億ドル)、ロシア(3907億ドル)、香港(3831億ドル)と続いた。

(http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2016/12/04/0200000000AJP20161204001300882.HTML)

 

韓国経済、外貨準備高 2カ月連続減少=世界8番目に下落」への3件のフィードバック

  1. 韓国の外貨準備高の内訳
    【手元流動性】
    有価証券3368億ドル預金256億ドル、SDR29億ドル、金47億ドル。
    この内、換価性の乏しい債券(ハイリスク債、内国債券)が1756億ドル!
    つまり、実際に使える資金は1900億ドル程度という事ですね。
    ※ちなみに日本の場合、1兆2400億ドルの準備高の大半を占めるのは流動性の高い米国債で、ハイリスク債は5億ドル程度、内国債券は0で、ほぼ全額が「真水」です。
    【必要流動性】
    海外勢の持つ韓国への金融投資(いつでも引き上げられる資金)が約2000億ドルと言われているので、この時点でアウト!
    再びIMFやリーマンクラスの経済危機が起きたらデフォルトですね。
    http://ameblo.jp/study-houkoku/entry-12076556747.html
    【日韓スワップ】
    韓国にとってドルスワップ(リスクが大きいので応じてくれるところは日本だけ)は必須で、出来れば1000億ドルくらいは欲しいところでしょう。

    1. コメントありがとうございます。

      リーマン・ショック後の米韓通貨スワップ協定300億ドルのドルを使ったところから1500億ドルは使えないと予想したわけですか。中々、理にかなっていますね。管理人は3分の1程度だと予想したのですが、なら半分ぐらいはまだ使えるということですかね。それなら韓進海運を助けてやっても良かったんじゃないかと。
      まあ、1000億ドルなんて結べるわけないんですけどね。せいぜい、日韓通貨スワップ協定で100億ドルぐらいでしょうね。それ以上はIMFに並んでくれと。

  2. なんだか? 数字がいっぱい書いてあるー・・・(@。@)?、

    明日 アルコールが抜けてから 今一度見直します。。。

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