日別アーカイブ: 2024年2月14日

【ゆっくり解説】米CPI上昇でウォン安爆速!韓国証券市場はウォン安・株安・債券安のトリプルショック!ー韓国速報

韓国経済の専門家であるジンボルトと一緒に「韓国経済」を看取りませんか?

今回は「米CPI上昇でウォン安爆速!韓国証券市場はウォン安・株安・債券安のトリプルショック!」を特集します。

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韓国証券市場 米CPI上昇でウォン安爆走!

韓国経証券市場 昨日、日経平均株価が1000円以上上がって、一時は38000円という34年ぶりの高値を記録したが、残念ながら今日、2月14日は1000円以上下がるかもしれない。これはある程度は予想通りなのだ。ええ?日経平均株価が下がることが?そっちではない。ダウが下がることだ。

2月の最初に出てきた米経済指標を色々とみてきたわけだが、あのときの率直な意見はこれは米CPIやPPIは下がるわけないだろうというものだ。つまり、早期利下げの観測が弱まった。そうなると利下げ期待していた投資家は株を売る。ダウが大幅に下がる。このような流れは想像できたわけだ。

つまり、米CPIを最初に見ておかないと今後の経済の動きがつかめないてことだ。これはアメリカだけではなく、日本や韓国、世界中の市場にも大きく影響する。だから、早速、超重要ニュースを見ていこう。ちょっと長いのだが全文、引用しておく。

コアCPI指数は前月比0.4%上昇-8カ月ぶりの高い伸び
市場予想は0.3%上昇
2023年12月は0.3%上昇
前年同月比では3.9%上昇-予想は3.7%上昇
12月も3.9%上昇


総合CPIは前月比0.3%上昇
市場予想は0.2%上昇
12月は0.2%上昇
前年同月比では3.1%上昇-市場予想2.9%上昇
12月は3.4%上昇

1月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る伸びを示した。インフレ鈍化が続くとの期待に冷や水を浴びせる格好となり、連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げが遅れる可能性が高まった。

エコノミストは基調的なインフレの指標として、総合CPIよりもコア指数を重視している。

今回の数字は、既に後退していた早期利下げ開始の可能性をさらに低下させる。インフレ再加速の兆候がさらに表れれば、利上げ再開の議論が再燃する可能性がある。一部の米金融当局者は、利下げに踏み切る前により広範な物価圧力の後退を確認したい考えを示している。

  統計発表を受けて、市場では利下げ開始時期の予測が後ずれし、3月の確率はほぼゼロに低下した。

  チャールズ・シュワブのチーフ債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は「FOMCはこの統計で5月か6月まで待つ理由が増えたと考えるだろう。しかしトレンドの方向性はなお下向きだ」と指摘。「伸びの大半が住宅によるものだ。これらのコストがいつ下がるのか分かるのは待つしかない」と述べた。

  1月のCPIは食品価格や自動車保険、医療費の上昇を反映した。住居費は全体の伸びの3分の2余りに寄与した。外来医療費とペットサービスはいずれも1月としては過去最大の上昇となった。

  一方、中古車の価格は前月比ベースで1969年以来の大幅低下となった。算出手法の変更が影響した。より広範な財やエネルギーの価格は低下が続き、最近のディスインフレは少数のカテゴリーに集中しているとする金融当局者の懸念を浮き彫りにした。

  先週発表されたCPI年次改定では、2023年10-12月(第4四半期)のコア指数は年率3.3%上昇と改定前から変わらなかったほか、総合指数も小幅な修正にとどまった

  しかし、1月の数字から新たな比重が適用され、サービスがより重視される一方、財の比重は低下。これは今年のCPI見通しをやや押し上げるとエコノミストは指摘している。

  サービスで最大カテゴリーである住居費は前月比0.6%上昇と、ほぼ1年ぶりの大幅な伸び。エコノミストはこの分野の持続的な鈍化がコアインフレを米金融当局の目標に引き下げる上で鍵になるとみている。

  ブルームバーグの算出によれば、住宅とエネルギーを除いたサービス価格は前月比0.8%上昇と、2022年4月以来の高い伸びを示した。政策当局者らは米国のインフレ軌道を見極める上で、このメトリックに目を向けることの重要性を強調しているが、実際には別の指標である個人消費支出(PCE)価格指数に基づいてそれを算出している。PCE価格指数はCPIほど住居費に重点を置いていない。PCE価格指数が当局の2%目標にかなり近づきつつあるのはそれが一因となっている。

  サービスとは異なり、財の価格は過去1年の大半にわたって持続的に下げており、消費者に一定の安心感をもたらしている。食品とエネルギーコモディティーを除いたコア財価格は昨年7月以来の大幅低下となった。

米CPI、コア指数が8カ月ぶり大幅上昇-利下げ期待に冷や水 – Bloomberg

一言で言えばヤバいな。初旬の統計指標で予想できたとはいえ、コアCPIが前年同月比では3.9%上昇だ。つまり、FRB目標2%の2倍近くあるのだ。米金利5.5%もあるのに、むしろ、インフレしているのだ。これは総合CPIでもそうだ。前年同月比では3.1%上昇。

これだけCPIが予想より高い上昇なら、PPIも同じように数値が出てくるだろう。だとすれば早期利下げ観測後退で長期金利が上昇でダウ下落。さらにドル円では150円、円安進行てところだ。

では、ダウのほうも見ていくか。

【ニューヨーク=小林泰裕】13日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は一時、前日終値から700ドル超下落した。米国のインフレ(物価上昇)が長期化するとの見方が広がり、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退したことで、幅広い銘柄が値下がりした。

 終値は前日比524・63ドル安の3万8272・75ドルだった。値下がりは2営業日ぶり。

 13日に発表された1月の米国の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回った。FRBの金融引き締めが長期化するとの見通しが強まり、米長期金利が上昇。金利負担の上昇によって業績が下押しされるとして、金融大手ゴールドマン・サックスや建設機械大手キャタピラーなどが値下がりした。

 ダウ平均は12日に過去最高値(3万8797・38ドル)を記録しており、利益確定の売りが広がりやすかったことも値下がりにつながった。

 IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は286・95ポイント安の1万5655・60だった。

NYダウ終値、524ドル安の3万8272ドル…一時700ドル超下落 (msn.com)

このようにダウは急降下。高値を連日更新していたので利益確定売りもあり、一次は-700ドルだ。理由はさっき見てきた通りだが、こうなってくると利下げはいつなんだろうな。そもそも、下手したら利上げもあるんじゃないか。

ぶっちゃっけ、今の金利5%台でも、アメリカの雇用が強すぎてインフレ加速している。これで利下げしてインフレが目標の2%に近づくとか考えるのは浅はかだろう。むしろ、逆にインフレを引き起こす原因にすらなりかねない。しかし、そうなってくるとアメリカはソフトランディングが難しくなる。

利上げが終わったから、後は適切なタイミングで利下げすればいい。簡単だ。そんな風に考えていた時期もあったが認識が甘かった。これは利下げするタイミング次第ではインフレとなって、再び利上げとかになりかねない。もう、1年で3回利下げなんていうことも消えているんじゃないか。しかし、そうなるとドル高は継続されるので、日本の円安はまだまだ続くことになる。

ついでにウォンも1341急降下だ。これはウォンニャス速報のお時間ですね。しかも、PPIも酷いと予想できるので1350越えてくる可能性が高まった。全く今日の日経平均は波乱の予感しかしないな。

では、米CPIの前後のウォンチャートを見ていこうか。

このようになっている。まさに急降下てやつだ。22時27分頃までは1327ウォンまで上がっていた。しかし、米CPI発表後、ウォンは投げ売りされて最安値は1342ウォンだ。ウォンニャス速報としては十分、作成する価値はあるだろう。

時間外では1340.94だ。もうすぐ9時前だが、後で開幕のウォン数値だけは追記しておく。

ドル円については149円から150円なのでたいした変化は起きていないのだが、今日のウォン動向は注目だな。ああ、コスピは2600われるかもしれないが。ダウが-500ドル下がって無風なはずがないからな。むしろ、日経平均も心配だ。

それで、9時過ぎたのでウォンやコスピの開幕を見ておこう。

コスダック指数 11.91ポイント,下降、833.24、(寄り付き)
総合株価指数 40.04ポイント,下降、2609.60(、寄り付き)
ウォン・ドル相場 11.9ウォン安 1340.0、(寄り付き)

2600は割れなかったか。期待していたが10ポイント足りない。まあ、でも、これでは射程圏だ。今日、1日は注目である。ウォンも1350いくかもしれないしな。