韓国経済、継続するウォン高…外国人観光客減り輸出にも悪影響の懸念
記事要約:一般的に輸出が好調なら、通貨のレートは上がる。韓国は今、原油高、DRAM需要などといったことで輸出が好調なのでウォンが1100以下になっているわけだ。実際、カナダとの通貨スワップ協定が転機になっている気もしないでもない。まず、ここ2週間のウォンを見て頂きたい。
カナダとの通貨スワップ協定があったのが11月16日である。このときは1100ウォン以上だったわけだが、この日を境にウォン高へと進んでいる。そして、今、1085ウォンほどになっている。でも、そこまで慌てて注目するレベルではない。適正レートの1100~1150より、15ウォンほのウォン高である。これが1050,1000とかになれば2007年の再来だろう。
>このようなウォン高傾向は外国人観光客が韓国への旅行を控える要因になりうるとの分析が出ている。ことし9月までに外国人が韓国で支出した額は100億5680万ドル(約1兆1190億円)で昨年同期比24%も減った。
韓国のTHAAD配備で中国人観光客から見捨てられて、今度はウォン高で観光客が来ない。まあ、観光業はたいした規模でもないし、他で儲けたら良いんじゃないか。観光資源のない国が観光がどうとかいってもな。
>ウォン高は自動車をはじめとする輸出の主力業種にも打撃を与えかねない。ウォンの価値が上昇した場合、韓国企業が日本や中国など他国家と海外市場で競争する時に価格競争力が落ちて輸出に悪影響を与える。サムスン経済研究所によると、為替相場が10%下落すれば、輸出は0.54%ポイント下落する。
それを阻止しようと為替介入を続けているわけだが、既にトランプ大統領の時代。オバマ政権ではのらりくらりかわしていたが、果たして上手くいくか。何、いらぬ動きを見せたら為替操作国として認定されるだけだ。そもそも輸出がこれだけ増えているのにここまで適正レート維持のほうがおかしいのだ。今の韓国なら1000ウォン、900ウォンでも良いんじゃないか。
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韓国経済、継続するウォン高…外国人観光客減り輸出にも悪影響の懸念
ウォン相場の支持線と見なされていた1ドル=1090ウォンラインが崩壊した。22日、2年6カ月ぶりに最低値となる1ドル=1080ウォン台で取引を終えた。また、ウォン高円安の流れも継続している。
このようなウォン高傾向は外国人観光客が韓国への旅行を控える要因になりうるとの分析が出ている。ことし9月までに外国人が韓国で支出した額は100億5680万ドル(約1兆1190億円)で昨年同期比24%も減った。
ウォン高は自動車をはじめとする輸出の主力業種にも打撃を与えかねない。ウォンの価値が上昇した場合、韓国企業が日本や中国など他国家と海外市場で競争する時に価格競争力が落ちて輸出に悪影響を与える。サムスン経済研究所によると、為替相場が10%下落すれば、輸出は0.54%ポイント下落する。
韓国の金融投資専門家は、現在の状況だと追加的なウォン相場の下落の可能性は高いと見ている。新韓金融投資のノ・ドンギル研究員は「実質実効為替レートを基準として、ドルの価値が依然として高く評価された状態なので、先進国の通貨政策同調化や金融規制緩和に伴う米国の海外投資拡大などがドル安圧力として働くだろう」と述べた。
(http://japanese.joins.com/article/730/235730.html?servcode=300)