韓国経済、安倍首相のダイヤモンド 400余年前の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)も明とインドまで征服しようという豊臣秀吉の野心によるものだった
記事要約:中国が明らかに軍事力を背景に領土拡大主張、遅れてきた帝国主義を振りかざすなら、それに対応するための「戦略」というものが必要となる。それが安倍総理が提唱した「ダイヤモンド構想」である。
ダイヤモンド構想については読者様は知っていると思うが簡単に説明しておくと。用は中国包囲網だ。参加する国をちょうど世界地図で見ていくとダイヤモンドのような菱形を描くのでダイヤモンド構想といわれている。日本、米国、豪州、インドを繋ぎその中に中国を封じ込める。これを提唱したのは2012年なのだが、今の状況を見れば実にその構想、外交戦略が必要であったことは痛感する。
この4年で中国の領土拡張野心は世界中に広まるほど明るみにされている。国際裁判所で訴えてもそれを守る気なんてさらさらなく、それでも真の国際法がどうとか言い出すのだから相当狂っている。しかし、それが中国のやり方である。
経済、軍事力を背景にAPECでの連携を潰そうとしてアジア各国を分割させようと工作している。東南アジアの国は中国の援助が欲しかったり、脅迫めいた行為に従うように動かされている。中々.中国包囲網を敷いてもそれを突破しようと必死に裏で外交を練っているわけだ。飴と鞭を使って。
外交もそうだが、軍事でも中国の国防費は年々右肩上がるに増え続けている。こうした中、日本も味方する国を集めてしっかりとした軍事同盟を締結して、この先に備える必要がある。残念ながら戦争はそのうち起こるだろう。起こらない方が良いわけだが、どう見てもきな臭い方向にしか世界は進んでいない。でも、それを黙って観察しているわけにも行かない。各国は自分たちの国を豊かにして、また生き残るために外交や安保を進めていくわけだ。
中国とは相成れない。それが日本の意思であることは明白。問題はどっちつかずの国をどうするかだ。特に「韓国」は一体どっちの味方なのかという。管理人は中国チームに参加してくれるほうが後ろから撃たれて裏切られるよりましだと思う。だから、このダイヤモンド構想には「韓国」は含まれてないのだ。それの通過点である軍事協定のGSOMIAを韓国は拒否しているからな。
>400余年前の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)も明とインドまで征服しようという豊臣秀吉の野心によるものだった。これより180年ほど前に7回も続いた中国「鄭和の大遠征」も現代版「真珠の首飾り」戦略と変わらない。
韓国メディアが日本の過去を持ち出す時はまず疑う。これが韓国メディアを読むときの必須条件。管理人は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で秀吉が朝鮮出兵したことは覚えている。インドまで占領しようとした野心はあったかもしれない。ただ、それだけではないことを解説しよう。
また、壬辰倭乱というのは自国中心史観なので、韓国以外では壬辰戦争と呼ばれている。でも、韓国では壬辰倭乱が一般的である。
■当時の国際情勢
この壬辰戦争の前に元寇(1274年、1281年)が起きていることは重要だ。当時の国際社会では侵略する、侵略されるといった危機意識が耐えず存在していた。日本の秀吉も元寇は知っていただろう。元寇によって対馬や壱岐では住民が虐殺されて、童女・童子を掠って奴婢にしたりもされた。秀吉はこのようなことを聞いていたなら、それは当然、自国の外交や防衛を考える。いつ攻めてくるかわからないからな。
問題はこの時代、明国より厄介な相手が侵略を魔の手にフィリピンを征服していたこと。それがスペインである。大航海時代を得てスペインとポルトガルが先にアジアへと到達して侵略の限り、そして、キリスト教の布教にやってきた。世界史から見るとスペインはフィリピンのマニラを1571年に征服している。文禄の役が1592年ということはそれの20年前である。その20年でアジアはほとんど欧米諸国によって植民地とされていく。
残った日本と明だけであった。秀吉が明国を征服しようと領土拡大に動いたのは明治維新と動機は似ている。秀吉にも野心はあっただろうが、当時にこのような危機意識が芽生えていたことは抑えておく必要がある。海外から侵略される恐怖は元寇辺りで日本は十分、味わった。
元々、天下統一前に既に秀吉は中国、当時は明に攻め込む構想があったようだ。その足がかりになったのが朝鮮出兵である。だから、秀吉の野心は否定しないが、当時の国際情勢は侵略しないと、侵略されるというものだった。その元凶がどこにあったかは古くは元寇であり、新しくはヨーロッパからの侵略者に対抗するための外交戦略だったわけだ。この辺は日本史の教科書ではほとんど出てこないので、秀吉がどうして朝鮮出兵を行って領土拡大しようとしたかが掴めない。何のことはない国防を意識していたのだ。
突然、現れた海の向こうのヨーロッパ人が世界の人々に何をしてきたか。武力で無理矢理従わせて、そこにあった香辛料などの特産物を使って莫大な利益を生み出した。征服された人々は奴隷として売られていった。この時代日本人は奴隷としていくつかの日本町を形成していたことを知っていると、それらの人々から情報を得て、秀吉が欧州人を快く思わないのは当たり前なのである。
キリスト教徒もそう。やってきたことは布教といいつつ、実は国家のスパイだからな。キリスト教をその国に布教させた後、軍隊を送り、その国を植民地化するのが西欧のやり方だった。そういった当時の常識を無視して現代の価値観でどうとか述べるからややこしくなる。韓国メディアはいつもこうなのだ。だらだら書くのは良いが、抑えておかないと勘違いする部分をまったく触れないことがあまりにも多い。
最後にキリシタン大名が日本人を奴隷として売っていたことを知れば秀吉がキリスト教を弾圧しようとしたかの背景が出てくる。フランシスコ・ザビエルはただの宣教師ではないということだ。彼を知れば当時のキリスト教徒がどれだけ腐っていたかがよくわかる。だからこそ、プロテスタントが生まれるわけだ。
ある時代を語るときに一方だけやったことを取りだしては誤解を生む。当時の状況を最低限知ることで秀吉がどう感じたかを少しは知ることになる。朝鮮出兵が行われた背景にあるのは野心だけではなく、国家の防衛だったのだ。
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韓国経済、安倍首相のダイヤモンド 400余年前の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)も明とインドまで征服しようという豊臣秀吉の野心によるものだった
「南シナ海は北京の湖と化しているように見える。インド洋から太平洋に広がるダイヤモンド状の海域を守る戦略を描いている」。安倍首相が2012年12月末の2度目の執権当時に発表した外交安保設計図だ。安倍首相は日本-米国(ハワイ)-豪州-インドの4カ国をつなぐ菱形のこの構想を「安保ダイヤモンド構想」と命名した。
昨年末にはインド首相との首脳会談で日本-米国-インドの頭文字から「JAI協力を進めたい」と述べ、一歩さらに踏み出した。JAIはヒンディー語で「勝利」を意味する。1週間後には豪州首相と会い、中国を牽制するための安保協力を加速することで合意した。
こうした外交戦略とともに軍備増強も併行している。2016会計年度(2017年3月まで)予算のうち防衛費は過去最高の5兆541億円(約56兆2000億ウォン)。南北対峙状態の韓国の国防費(39兆ウォン)をはるかに上回る。友好国との軍事・安保協力を強化する一方、ステルス戦闘機など先端武器も次々と開発している。
安倍首相の「ダイヤモンド構想」は習近平主席の「真珠の首飾り戦略」と比較される。中国はバングラデシュ、スリランカ、パキスタン、ミャンマーなどを首飾りのように構成してインドに圧力を加えながら海洋安保・貿易網を新たに構築している。南シナ海のために頭を悩ませている周辺国とインド、豪州が安倍首相のダイヤモンド側に傾くのは当然のことだ。
優雅な宝石の名前を掲げているが、強大国間の海洋大戦はますます激しくなる見込みだ。「安保」と「侵略」はコインの表と裏のようだ。昨日今日のことではない。第2次世界大戦当時に日本がハワイの真珠湾を奇襲した当時から最終目標は東アジアとインド、豪州を含むオセアニアを占領するというものだった。400余年前の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)も明とインドまで征服しようという豊臣秀吉の野心によるものだった。これより180年ほど前に7回も続いた中国「鄭和の大遠征」も現代版「真珠の首飾り」戦略と変わらない。
安倍首相は10-12日に日本を訪問するインド首相にインド高速鉄道全路線に日本の新幹線方式を適用して人材・技術を支援し、原子力分野の協力まで提案するという。海洋ダイヤモンドの輝きを完成させるための最後の工程ということだ。北朝鮮の核実験の兆候を韓国より速く感知し、国家安全保障会議を先に開くほど迅速な安倍首相の政治・外交力を考えると、国内の争いで屋根が吹っ飛ぶのも知らない韓国の現実が残念で惨めだ。
コ・ドゥヒョン論説委員 ※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
(http://japanese.joins.com/article/382/222382.html?servcode=100§code=140)