韓国経済、韓国からFA50戦闘機導入したフィリピンの事情…性能限定、レーダー未整備でも満足? 安倍首相にも「泣きつき」
記事要約:空軍が存在しないフィリピンにとっては例え、練習機でもありがたい存在。それが韓国のFA50戦闘機を導入した切実な事情であるのだが、最もダメなのは米軍を追い出したことなんだよな。
中国の侵略があの時点で予想できたかどうかはともかく、結局、自国だけで大国から防衛しよう思えば核を持つしか無い。だが、フィリピンにはそのような技術はない。だから、米軍の駐留が重要だったわけだが、今頃になって米軍を戻そうとしても、最高裁の判決で揉めてるようで難しいようだ。
しかし、フィリピンがスプラトリー諸島の防衛を諦めたわけではない。少しでも、中国に対抗しようと韓国からFA戦闘機50機を買った。だいたい500億円だが、フィリピンのGDPからしてはかなりの出費である。フィリピンのGDPは2013年で7713億ドル。どう考えても1国で中国と渡り合うなどできはしない。
これぐらいのGDPだと、最新の戦闘機を軍事予算で購入するのは厳しいといえる。下手したら1機、数百億とかしそうだからな。他にもレーダーを搭載した巡洋艦、駆逐艦、哨戒艇などの海軍戦力も必要になる。
日本もこの辺りの海域はシーレーンであり、安定してないと海上貿易に多大な影響がある。フィリピンを支援する理由にはなるが、その前に米軍駐留を急いだ方が良いだろう。
2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)
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韓国経済、韓国からFA50戦闘機導入したフィリピンの事情…性能限定、レーダー未整備でも満足? 安倍首相にも「泣きつき」
【シンガポール=吉村英輝】フィリピンが軍備の増強を急いでいる。自らが領有権を主張する南シナ海の環礁で中国が人工島を造成するなど軍事的圧力を強めている事態に対応するためだ。
ただ、冷戦終結に伴い米軍がフィリピンから撤退後、同国の海軍力整備は地域で最も遅れているとされ、米軍や日本にさらなる支援を求めている。
ルソン島のクラーク空軍基地に11月28日、フィリピンが韓国から購入したFA50戦闘機2機が到着した。2017年までに計12機が納入される。総額は189億ペソ(約492億円)だ。
引き渡し式に参加したガズミン比国防相は「超音速の時代に戻れ、満足している」と述べた。同国軍は、05年10月にF5戦闘機を退役させて以降、新たな戦闘機を保有せず、軍事費は主に南部のイスラム武装勢力対策に投じられてきた。
一方、中国は南シナ海の人工島に飛行場を建設し、南シナ海全域の制空権を握る布石を着々と打っており、フィリピンは空軍の近代化が急務となっていた。
ただ、FA50は練習機を基に開発され、性能は限定的だ。新編成の戦闘機部隊は、ベトナム戦争当時は米海軍の一大拠点だった南シナ海沿いのスービック湾にある飛行場に配備される予定だが、防空レーダー網などは未整備で、効果的な運用に懸念が指摘される。
このため、フィリピン国防省は式典と同じ日、今年から18年までの総額440億ペソ(約1150億円)の防衛装備品追加整備計画を発表。
ロイター通信によると、フリゲート艦2隻▽水陸両用攻撃車両8台▽対潜ヘリ3機▽長距離哨戒機2機▽対空レーダー3基▽戦闘機支援設備-などを導入する。
1992年までに同盟国フィリピンから駐留軍部隊を完全撤収させた米国は、南シナ海での中国の覇権拡大に対抗して昨年、米比防衛協力強化協定を結び、米軍の再駐留にかじを切った。ただ、協定をめぐってはフィリピン最高裁が違憲審査を続けている。
また、アキノ大統領は先月19日、安倍晋三首相との会談で、巡視船の追加供与などを日本に要請。
安倍首相は「検討していく」と述べるにとどめたが、日本は昨年4月に防衛装備移転三原則に基づく防衛装備品の他国提供が可能となっており、フィリピン側の受け入れ能力なども勘案し、海上自衛隊の中古練習機供与などを進める方針だ。
(http://www.sankei.com/world/news/151201/wor1512010032-n1.html)
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