「恐るべき競争相手とは、あなたのことをまったく気になどかけず、自分の仕事を常に向上させ続けるような人間のことだ」ヘンリー・フォード
気ままにシヴィライゼーション6攻略もこれで8回目。ゲームの基本システムについて見ているわけだ、段々とシステムが理解できたのではないだろうか。このシステム理解がこのゲームの肝なのだが、まだまだ説明しないといけない基本システムがある。引き続き見ていこう。今回は「生産力と生産ブースト」についてだ。
■前回まで
気ままにシヴィライゼーション6攻略その1「シヴィライゼーション6とは」
気ままにシヴライゼーション6攻略その3:シヴィライゼーション6の「購入方法とダウンロード」
気ままにシヴィライゼーション6攻略その4・・・「ゲームモード」について
気ままにシヴィライゼーション6攻略その5・・・・「ゲームオプション」について
気ままにシヴィライゼーション6攻略その6・・・・ゲーム開始で「最初にやるべきことはマップの地形と資源の確認」
気ままにシヴィライゼーション6攻略その7:「科学力、文化力、ゴールド」について
■市民の従事と市民の管理
最初に開拓者が都市を建設するのがシヴィライゼーション6の始まりといえるわけだが、まずは都市というのは「複数建てることが可能」である。そして基本、都市は全て独立している。だから、レポートに表示される科学力や文化力などは全ての都市の合計である。なので、1都市ならそれでいいのだが、2都市と3都市と増えてくると都市ごとの状況を掴むことが重要となる。これは都市をクリックするだけで表示される。トラヤヌスで始めて都市建設をした最初の都市の名前はローマになるわけだが、数値の意味を確認しておく。
左から文化力、食糧、生産力、科学力、信仰ポイント、ゴールドとなっている。そして、その数値の横に〇があるのがわかるだろうか。ここで大事なことを述べる。都市というのは人口が必ず1以上存在して、そのタイルで仕事を市民が従事して始めて都市に恩恵をもたらす。タイルの説明がまだだった。シヴィライゼーション6ではマップは全て6角形の枠、「タイル」で構成されている。そして、タイルによって様々な効果が付いてくる。これについては地形の重要性で詳しく後で解説する予定だ。
とりあえず、市民がそのタイルで仕事をして始めてそこに資源を活用できることを覚えて欲しい。ただし、資源とボーナス資源、戦略資源を活用するには施設が必要だというのは第5回で述べたとおりだ、ここで資源の活用とは地形が元々持っている資源のことだ。初心者さんが勘違いしがちなのはタイルと上に乗っているボーナス資源は別物だということ。
これはローマの領土内の平地タスクに合わせると表示される。食料、2生産力2とあり、1人の市民が従事とある。これによって毎ターン、ローマは食料2、生産力2が手に入るというわけだ。
地形のタスクには元々、様々な効果があることを説明したが、ゴールド稼ぎたい、食料より、生産力を上げたいなど、ある理由から市民を別の場所で働かせたいとか出てくる。そういったときに「市民の管理」を使う。今、都市の中心と羊がいるところのメダルが光っていて、他のタスクのメダルは消えているのは、そこに市民がいるか、いないかである。市民のいる場所のメダルは点灯しているわけだ。後は従事させたいタスクのメダルをクリックするだけで移動する。
でも、都市の領土タスクが増えてきたり、都市が増えてくればそれを設定するのは面倒である。そこで先ほどの〇数値の枠がある。これを押せば科学力重視、文化力重視、生産力重視にした市民のタスク配置を自動でしてくれる。便利な機能でなので活用してほしい。
■生産力
では、生産力について解説する。生産力とは施設やユニットなどを生産するときに必要となる数値である。これも多ければ多いほどいい。では、生産一覧を見てみよう。
画面の左下にある巨大な歯車を押すとこのように現在の段階で生産できる区域と建造物、ユニットが表示される。都心が既に生産されているのは指導者、トラヤヌス帝の固有の能力である。都心(モニュメント)は文化力+2の恩恵があるのでそれを都市建設したらもらえるのは中々ありがたい。生産できる区域、建造物、ユニットなどは技術開発を行うことでどんどん増えてくる.最終的には戦車や爆撃機などといったものから宇宙基地なども生産できる。
さて、モナリザの顔が付いているユニットがいくつかあるが、これはAIがオススメするユニットである。つまり、斥候、戦士、投石兵の3つがオススメで労働者はオススメではないことをさしている。AIのオススメが実際に適しているかは難しく、実はシヴィライゼーション6では序盤の開拓者で都市建設といった定石以外がほとんど確立されていない。
最初に「何を生産するべき」かという問いは非常に重要なテーマといえる。例えば、今、AIではオススメできない労働者を最初に生産するのも一つの方法なのだ。なぜなら、労働者は森や熱帯雨林を除去して生産力を稼ぐことができるからだ。これについての解説はゲームが進んだら最初に生産するのを選ぶ段階ですると思うので少しお待ち頂きたい。大体、初心者さんは労働者が「生産力を稼ぐ」とかいわれてもちんぷんかんぷんだろう。そもそも生産力て何だからだと思う。
では、続けて行くが斥候8、戦士10、投石兵9と表示されているのがわかるだろうか。これは今から斥候なら8ターン後に完成するというのは示している。そして、斥候にカーソルを合わせると。
さて、斥候にマウスカーソルを合わせると斥候の説明が表示される。個々の能力については後にやっていくが、ここで大事なのは基本コストと現在のコストである。
基本コスト:生産力30 現在のコスト45となっている。これ最初、管理人も戸惑ったのだが、どうやらゲーム速度が関連しているらしい。標準なら基本コスト30だが、非常に遅いだから45となっている。でも、使うのは現在のコストである。つまり、45である。では、計算してみよう。
生産力は6.8なので、斥候を生産する必要なターン数は45÷6.3=7.14285714となり、切り上げて8となる。だから、斥候の生産完了には8と表示されている。つまり、後、生産力を+1あげれば45÷7.3=6.16438356となり、切り上げて7ターンとなる。生産力+1の違いでもわりと重要なのが理解できただろうか。特に序盤においてユニットや建造物を素早く生産するのは有利となる。
そこで大事なのが労働者による森林伐採による「生産力ブースト」である。
■生産力ブーストとは
労働者を生産してターンを進めて今、18ターンとなっている。さて、労働者が都市を離れて森のタイルにいることがわかるだろうか。そして、右下に注目して頂きたい。この森を労働者が平地にすることで「23の生産力を抽出」とある。これの意味を最初はよくわかっていなかったが、先ほどの斥候の生産コストを思いだして欲しい。斥候の生産コストは45だった。そして、生産力6.3なら8ターン必要だった。だが、ここに生産力23増えればどうなるか。こうなる。
45-23=22。22÷6.3=3.49206349となる。切り上げて4。仮に先ほどの条件で斥候を生産した後、同じターンに生産力+23を得たら斥候は4ターンで生産完了となる。これが労働者による森や熱帯雨林の伐採による生産ブーストである。ただし、これはあくまでも自分の領土外でやらないといけない。なぜなら、森や熱帯雨林タイルはわずかながら生産力を産み出すからだ。それを最初に平地にするのはもったいない。
逆に述べれば他国の文明の領地で労働者が森や熱帯雨林伐採などを行えば、それだけで相手の生産力は減少し、こちらの生産力はプラスされることになる。そして、それを比較的に簡単に行えるが始皇帝である。
何故か、始皇帝の場合は固有の能力で労働者の4回(通常3回)となるので、相手の領地を伐採が1回分余計に増えるのだ。だから、先ほど序盤に労働者を作るのがオススメでないというAIの設定は「最初に何を生産するべきか」の選択肢からすれば間違っていると述べたわけだ。
因みに今、管理人が述べた方法は非常に強力でおそらくマルチプレイでやると無双できると思われる。なのでそのうちマルチでは始皇帝禁止、相手の領地内の伐採禁止などに修正されるのではないかと。だから、管理人はこの方法でクリアすることは推奨しない。もちろん、他国の領土以外の森や熱帯雨林を伐採して生産力を獲得してブーストするのは立派な戦略である。
相手の領土で使う、使わないかは個人の自由だが、それでゲームの最高難易度「神」をクリアしたといって自慢したところで、他のプレイヤーはあまり認めてくれないだろう。それだけ強力な方法なのだ。
■その他、シヴィライゼーション6攻略
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- 気ままにシヴィライゼーション6攻略その19・・・「太古の社会制度ツリー」
- 気ままにシヴィライゼーション攻略その18・・・「社会制度ツリーと政府」
- 気ままにシヴィライゼーション6攻略その17・・・「太古の技術ツリーと弓術獲得までの考察その2」
- 気ままにシヴィライゼーション6攻略その16・・・「太古の技術ツリーにおける弓術までの開発考察その1」
- 気ままにシヴィライゼーション6攻略その15・・・「最初のターンに何を作るべきか」
- 気ままにシヴィライゼーション6攻略その14「戦闘ユニットの必勝策ついて」
- 気ままにシヴィライゼーション6攻略その13・・・「序盤から脅威となる蛮族対策」について
- 気ままにシヴィライゼーション攻略その12・・・「労働者が造れる建造物」について
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