気ままにシヴィライゼーション6攻略その13・・・「序盤から脅威となる蛮族対策」について

「蛮人とはそういうものです。他人にも大切なものがあるということを理解しないのです」田中芳樹の小説:「アルスラーン戦記」ナルサスの言葉

気ままにシヴィライゼーション6攻略その13。前回から1ターン目の生産にできるユニット「斥候、戦士、労働者、投石兵」の4つについて見ている。前回は労働者の基本的な役割を解説した。続きで戦士、斥候、投石兵といった戦闘力がある軍事ユニットを見ていく予定だが、その前に序盤から脅威となる蛮族について触れていこう。

■前回まで

気ままにシヴィライゼーション6攻略その1「シヴィライゼーション6とは」

気ままにシヴィライゼーション6攻略その2:シヴィライゼーション6のテーマ曲「Sogno di Volare (“The Dream of Flight”)」の歌詞に込められたレオナルド・ダ・ビンチの思い

 気ままにシヴライゼーション6攻略その3:シヴィライゼーション6の「購入方法とダウンロード」
気ままにシヴィライゼーション6攻略その4・・・「ゲームモード」について
気ままにシヴィライゼーション6攻略その5・・・・「ゲームオプション」について
気ままにシヴィライゼーション6攻略その6・・・・ゲーム開始で「最初にやるべきことはマップの地形と資源の確認」

気ままにシヴィライゼーション6攻略その7:「科学力、文化力、ゴールド」について

気ままにシヴィライゼーション6攻略その8・・・「生産力と生産力ブースト」について

気ままにシヴィライゼーション6攻略その9・・・「フォントサイズの変更で文字を見やすくしよう」

気ままにシヴィライゼーション6攻略その10・・・「食料と設備、都市の成長」について

気ままにシヴィライゼーション6攻略その11・・・「開拓者で都市を建設する時に考慮すべき点」

気ままにシヴィライゼーション攻略その12・・・「労働者が造れる建造物」について

■蛮族とは何か

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シヴィライゼーション6における蛮族はただの斧や根棒を持った戦士や投石兵といった原始的な者ではない。槍兵、騎兵といった陸軍戦力、さらに技術が開発されていれば、ガレー戦、キャラベル船などといった海軍戦力まで保持してくる。だから、蛮族対策を怠ると蛮族に自国の都市を占領されてゲームオーバーとなってしまう。

まず、抑えて欲しいのは蛮族が出現する場所はユニットの視外にあるタイルから「ランダムに出現」するということ。

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ユニットの視覚というのは通常ユニットは自分がいる範囲の3マス先の地形を見ることができない。画像の戦士に注目してほしい。戦士がいる範囲3マスまで地形が表示されているがそれ以上は隠れた感じになっている。後、都市も領土周囲も1マスだけ視認することが可能である。都市は移動できないがユニットは移動すれば見えない地形を確認に行くことができる。

これは全てのユニットに共通で人工衛星を打ち上げない限りは自分のユニットや都市、さらに宗主国となった都市国家の視認範囲が現在、把握可能な範囲となる。

そして、蛮族は視認できないタイルのマップにランダムに湧くということは、言い換えれば視認できるユニットがいればその範囲からは絶対湧かないのだ。これが基本的な蛮族対策の1つとなる。つまり、湧いて欲しくない場所に斥候や戦士などのユニットを立たせておく。

しかし、この方法だと別の視認できないタイルから出現した蛮族に遭遇する危険性がある。斥候といった戦闘力がないユニットは殺されるだけなのですぐに逃げて軍事ユニットを向かわせたいのだが、問題は湧いた近くには蛮族の「前哨地」が出現しているてこと。この前哨地を破壊しない限り、永遠に湧くことになる。だが、重要なのは破壊することのメリットとデメリットを考えることだ。それには蛮族の特性と3つの種類について知る必要がある。

■蛮族は必ず斥候ユニットから生産する

蛮族対策の1つとして相手に増援を呼ばせないように、もし、見つかったら相手の斥候ユニットを前哨地に戻らせないことが大事。しかし、斥候は他の軍事ユニットより移動力が高いので簡単に逃げられてしまう。追いかけっこしてもまず追いつけない。なら、どうするのか。前哨地の場所を確認したら放置するでいい。

蛮族は斥候が戻り次第、ユニットを生産するので多少の時間がある。この時間にこちらもユニットを複数向かわせて叩きに行くのがベストだ。前哨地を見つけて一人で突っ込んでもユニット差がないと勝てないので余分に戦力を減らすのは良くない。

■騎兵タイプの蛮族の場合

蛮族の種類は大きく分けて3つ、海洋、騎兵、近接の3つである。これらで序盤から脅威となるのは騎兵。この騎兵タイプの蛮族は内陸で馬資源が存在する場所の近くに出現する。騎兵の蛮族が序盤に都市に数体ほど攻めてこられるだけで都市の存亡に関わる。なぜならこっちが対処できる軍事ユニットは戦士、投石兵ぐらいしかいないからだ。

一般的な戦闘の相性として、騎兵は槍兵に弱く、戦士などの歩兵には強いというのがある。つまり、騎兵は戦士に強いのでいくら都市で守りを固めようがフルボッコにされる。だから、自分の都市周辺で馬資源を見つけたらここにユニットを移動させて監視することが重要だ。

逆に馬資源の近くでなければ湧かないので、騎兵対策には馬資源を見張る斥候を配置するだけでいい。運悪く湧いてしまえば、すぐに前哨地を場所を探して槍兵で迎撃に向かわせよう。もっとも、槍兵が造れるまでに全滅させられることもあるが。

■海洋タイプの蛮族である場合

沿岸に前哨地ができていた場合、その蛮族は海洋タイプの可能性がある。この海洋タイプの蛮族は全ての文明国で最も高い技術を持った海洋戦力の同等の船を生産するという厄介極まりないタイプである。つまり、こちらがガレー船の技術しかなくても、他がキャラベル船などを開発できれば、蛮族はキャラベル船で襲いかかってくる。

コンゴのような科学特化タイプの文明国がいれば、速い内から蛮族がフリゲート艦、戦艦、最後は原潜まで持ち出してくる。それもう蛮族じゃないだろうて突っ込みたくなるぐらいだ。でも、現代の海賊だって普通に武装した船を使っている。さすがに原潜まで持ってないとおもうが。

この手の蛮族の対策は見つかったらすぐ逃げることだ。また、都市近くの沿岸部には常に監視をおいておこう。もちろん、自国の海軍戦力が相手より、上であるなら迎撃すればいいが、中々、海軍ユニットを造るには条件が厳しい。技術開発が間に合ってなくて旧時代の船しか造れないことも良くある。では、とっておきの蛮族対策を紹介する。

■蛮族を都市国家や相手の文明国に押しつける

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巡回で見つけた全ての蛮族を自軍で倒そうとするのは困難である。しかも、相手の文明国を疲弊させることもできず、こちらは軍隊の維持費などで出費が嵩む。実はこれ非常に不利なのだ。だから、巡回で遭遇した自国の都市に攻めてこない蛮族は放置するが1番である。そのためには近くの都市国家を残しておく。相手の文明国も蛮族避けに利用できるので、戦争で弱体化させても生かしておくこと。

画像を見れば斥候が湧いているが、そのすぐ隣に都市国家がある。こういう蛮族は都市国家に押しつけてしまおう。

ちなみにゲーム設定で蛮族出現なしというのもできるが、これをすると蛮族が出ない分、楽だが相手文明国の技術開発は数段速くなる。蛮族対策は何も退治するだけではない。相手に押しつけることで余計な軍事ユニットを造らせて消耗させて技術開発を遅らせることも大事だ。

強い蛮族を相手に退治させることでこちらは戦力を削がずに内政を充実させることが可能だ。これはプレイ経験からの推測だが、基本的に前哨地の場所から1番近くの都市国家や文明国が大体ターゲットにされる。

■その他、シヴィライゼーション6攻略